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ブラジルのサッカー選手 ウィキペディアから
カゼミーロ(Casemiro)こと、カルロス・エンリケ・ジョゼ・フランシスコ・ヴェナンシオ・カジミーロ(Carlos Henrique José Francisco Venâncio Casimiro、1992年2月23日 - )は、ブラジル・サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス出身のサッカー選手。プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドFC所属。ブラジル代表。ポジションはミッドフィールダー。
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ブラジル代表でのカゼミーロ (2018年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
カルロス・エンリケ・ジョゼ・フランシスコ・ヴェナンシオ・カジミーロ Carlos Henrique José Francisco Venâncio Casimiro | |||||
ラテン文字 | CASEMIRO | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
ブラジル スペイン | |||||
生年月日 | 1992年2月23日(32歳) | |||||
出身地 | サン・ジョゼ・ドス・カンポス | |||||
身長 | 185cm | |||||
体重 | 84kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | マンチェスター・ユナイテッドFC | |||||
ポジション | MF (DMF) | |||||
背番号 | 18 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
Escola Futebol Moreira | ||||||
2002-2010 | サンパウロ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2010-2013 | サンパウロ | 62 | (6) | |||
2013 | → レアル・マドリード B (loan) | 15 | (1) | |||
2013 | → レアル・マドリード (loan) | 1 | (0) | |||
2013-2022 | レアル・マドリード | 220 | (24) | |||
2014-2015 | → ポルト (loan) | 28 | (3) | |||
2022- | マンチェスター・ユナイテッド | 53 | (5) | |||
代表歴2 | ||||||
2009 | ブラジル U-17 | 7 | (1) | |||
2011 | ブラジル U-20 | 15 | (3) | |||
2011- | ブラジル | 75 | (7) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年6月3日現在。 2. 2023年10月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
名は「カジミーロ」「カゼミーロ」と表記されることもある。
幼少期にブラジルのサンパウロFCのトライアルに参加。当時はフォワードの選手だったが、ライバルが少ないディフェンシブ・ミッドフィールダーとして参加した[1]。2002年にサンパウロFCのユースチームでキャリアをスタートさせ、2010年にトップチームに昇格した。7月25日、サントスFC戦でデビューを果たした。8月15日、クルゼイロEC戦でプロ初ゴールを記録した。
2013年にレアル・マドリード・カスティージャにレンタル移籍、4月20日のレアル・ベティス戦でトップチームデビューした。2013年6月、600万ユーロでの買取が決定した。
2014年7月にレアル・マドリードから後にレアルマドリードで監督を務める、フレン・ロペテギ監督率いるFCポルトへ買取オプション付きの1年のレンタル移籍をした[2]。両クラブ間の契約では、レアル・マドリード側にも買い戻しができるオプションが含まれていた。
2014-15シーズンのカゼミーロの活躍を受けて、ポルトは5月28日に買取オプション行使の意向をレアル・マドリード側に通達したと発表。しかしその1週間後、レアル・マドリードが買い戻しオプションの行使を決断し、2015年6月5日にレアル・マドリードへの復帰をクラブ公式サイトで発表した[3]。2015年8月31日、レアル・マドリードとの契約を2021年6月30日まで延長したと発表した。
2015-16シーズンにはラファエル・ベニテスの下で一定の出場機会を得ていたものの、2016年1月にベニテスが解任されジネディーヌ・ジダン政権になると出場機会が減少[4]。しかし、第27節のレバンテUD戦でアンカーとしてジダン監督の信頼を掴み[5]、以降リーグ戦の残り14試合中12試合に出場。2016年5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・決勝のアトレティコ・マドリード戦でもアンカーとして先発出場し、PK戦の末に勝利を収めた。
2016-17シーズンには開幕戦のレアル・ソシエダ戦で先発出場を果たしたものの、9月に負傷し長期離脱を強いられた。2017年2月15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16、1stレグのナポリ戦ではペナルティエリア外からシュートを放ち3点目となるゴールを挙げた[6]。4月23日のFCバルセロナとのエル・クラシコでは先制点を記録。6月3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・決勝のユヴェントス戦では2季連続で先発出場を果たし、61分にミドルシュートから勝ち越しとなるゴールを挙げ、史上初となるチャンピオンズリーグ連覇に貢献した。
2017-18シーズンもジダン監督の元、信頼を勝ち取りラ・リーガ、チャンピオンズリーグ共に多くの試合でスターティングメンバーに名を連ねた。リヴァプールFCとの3年連続となるチャンピオンズリーグ決勝にも先発出場し、史上初となるチャンピオンズリーグ3連覇に大きく貢献した。
2019-20シーズンも中盤で重要な存在であり、リーグ戦でのボール奪取数はリーグトップの294回に上り[7]、公式戦46試合に出場して出場時間はチームトップの4080分であった[8]。
2022年8月19日にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が発表された[9]。移籍はメディカルチェック、選手個人との契約締結、そしてイギリスでの査証要件を満たした上で決定する[10]。レアル・マドリードで獲得したタイトル数は18に及んでいる。10月22日のチェルシーFC戦で移籍後初ゴールとなる同点ゴールを頭で決めた[11]。EFLカップ決勝のニューカッスル・ユナイテッド戦では決勝ゴールを決め、6シーズン振りとなるタイトルをチームに持たらした[12]。
2015年に行われたコパ・アメリカ2015のブラジル代表メンバーに招集され、ベスト8で終えた。また2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオのブラジル代表メンバーにも招集されたがグループリーグ敗退で終えた。
コパ・アメリカ2015、コパ・アメリカ・センテナリオ共にサブメンバーであったが、クラブでの活躍から2018 FIFAワールドカップ・南米予選のエクアドル戦でスタメンに抜擢される。チッチ監督から「これほどいい選手だとは思わなかった」と評価され[13]、以降はスタメンとして試合に出るようになった。
2018 FIFAワールドカップではスタメンとして出場していたが、累積警告で準々決勝のベルギー戦への出場を逃し、代役を務めたフェルナンジーニョがオウンゴールを献上するなどし、ブラジルもベルギーに敗れた。
コパ・アメリカ2019、グループA第3戦のペルー戦では決勝ゴールとなる先制点を決め、ブラジルの決勝トーナメント進出に貢献。
2022年11月7日、W杯カタール大会に向けたメンバーの1人に選ばれ[14]、グループリーグ第2戦のスイス戦で決勝ゴールを挙げた[15]。
球際に強く、中盤での汗かき役を務めることが多いが、複数の守備的なポジションをこなす事が出来るユーティリティー性も兼ね備えている[16]。
かつてレアル・マドリードでプレーした元フランス代表MFのクロード・マケレレと比較され、カゼミーロ本人もプレースタイルが似ていることを認めている[17]。また、共にプレーしたシャビ・アロンソのプレーに関して、カルロ・アンチェロッティから「ピッチ内外問わずにずっと見ていろ」と指示された[18]。
カゼミーロは自身のアイドルとしてレアル・マドリードで師事するジネディーヌ・ジダンの名前を挙げている[18]。
2022-23シーズン終了時点
クラブ | シーズン | リーグ | リーグ戦 | カップ戦 | リーグカップ | 国際大会 | その他 | 合計 | ||||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
サンパウロ | 2010 | セリエA | 18 | 2 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 18 | 2 | |
2011 | 21 | 4 | 5 | 1 | - | 2 | 0 | 12 | 1 | 40 | 6 | |||
2012 | 22 | 0 | 9 | 1 | - | 1 | 0 | 18 | 2 | 50 | 3 | |||
2013 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | |||
通算 | 61 | 6 | 14 | 2 | - | 5 | 0 | 31 | 3 | 111 | 11 | |||
レアル・マドリードB | 2012-13 | セグンダ | 15 | 1 | - | - | - | - | 15 | 1 | ||||
レアル・マドリード | 2012-13 | プリメーラ | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
2013-14 | 12 | 0 | 7 | 0 | - | 6 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | |||
2015-16 | 23 | 1 | 1 | 0 | - | 11 | 0 | 0 | 0 | 35 | 1 | |||
2016-17 | 25 | 4 | 5 | 0 | - | 12 | 2 | 0 | 0 | 42 | 6 | |||
2017-18 | 30 | 5 | 1 | 0 | - | 14 | 2 | 1 | 0 | 48 | 7 | |||
2018-19 | 29 | 3 | 5 | 0 | - | 9 | 1 | 0 | 0 | 43 | 4 | |||
2019-20 | 35 | 4 | 1 | 0 | - | 8 | 1 | 2 | 0 | 46 | 5 | |||
2020-21 | 34 | 6 | 1 | 0 | - | 10 | 1 | 1 | 0 | 46 | 7 | |||
2021-22 | 32 | 1 | 2 | 0 | - | 11 | 0 | 5 | 0 | 50 | 1 | |||
2022-23 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | |||
通算 | 222 | 24 | 24 | 0 | - | 73 | 6 | 17 | 1 | 336 | 31 | |||
ポルト (loan) | 2014-15 | プリメイラ | 28 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 10 | 1 | - | 41 | 4 | |
マンチェスター・U | 2022-23 | プレミアリーグ | 28 | 4 | 5 | 2 | 6 | 1 | 12 | 0 | - | 51 | 7 | |
2023-24 | ||||||||||||||
通算 | 28 | 4 | 5 | 2 | 6 | 1 | 12 | 0 | - | 51 | 7 | |||
キャリア通算 | 311 | 23 | 39 | 2 | 6 | 1 | 95 | 8 | 42 | 3 | 490 | 46 |
国際Aマッチ 75試合 7得点(2011年 - )
# | 開催日 | 開催地 | 対戦国 | スコア | 結果 | 大会 |
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1 | 2019年 | 6月22日ブラジル、サンパウロ、アレーナ・デ・サンパウロ | ペルー | 1-0 | 5-0 | コパ・アメリカ2019 |
2 | 2019年9月6日 | マイアミガーデンズ、ハードロック・スタジアム | コロンビア | 1-0 | 2-2 | 親善試合 |
3 | 2019年10月13日 | カラン、シンガポール・ナショナルスタジアム | ナイジェリア | 1-1 | 1-1 | 親善試合 |
4 | 2021年6月23日 | リオデジャネイロ、エスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェ | コロンビア | 2-1 | 2-1 | コパ・アメリカ2021 |
5 | 2022年1月22日 | キト、エスタディオ・ロドリゲス・パス・デルガド | エクアドル | 1-0 | 1-1 | 2022 FIFAワールドカップ・予選 |
6 | 2022年11月28日 | ドーハ、スタジアム974 | スイス | 1-0 | 1-0 | 2022 FIFAワールドカップ |
7 | 2023年3月25日 | タンジェ、イブン・バットゥータ・スタジアム | モロッコ | 1-1 | 1-2 | 親善試合 |
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