カプコン対データイースト裁判
ストリートファイターIIとファイターズヒストリーの類似性を争った裁判 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
カプコン対データイースト裁判(カプコンたいデータイーストさいばん、英: Capcom U.S.A. Inc. v. Data East Corp.)は、1994年にカプコンとデータイーストがコンピュータゲームの知的財産権(英語版)を争った裁判である。
概要 カプコン対データイースト裁判, 裁判所 ...
カプコン対データイースト裁判 | |
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裁判所 | カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所(英語版) |
正式名 | Capcom U.S.A. Inc. v. Data East Corp. |
判決 | 1994年3月16日 (1994-03-16)(差止請求の棄却) |
引用 | 1994 WL 1751482 (N.D. Cal. Mar. 16, 1994) |
裁判所の面々 | |
裁判官 | ウィリアム・H・オーリック・ジュニア(英語版) |
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カプコンUSAは、データイーストの制作したゲーム『ファイターズヒストリー』が『ストリートファイターII』の著作権を侵害したとして、損害賠償とゲームの販売差し止めの仮処分を求め、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所(英語版)に提訴、そこで『ファイターズヒストリー』の企画書に『ストリートファイターII』への複数の言及が含まれることが明らかとなった。こうした意図的な模倣が行われていたにもかかわらず、裁判所は、類似点の大部分は著作権で保護されないため、著作権侵害にあたらないとの判断を下した。ウィリアム・H・オーリック・ジュニア(英語版)判事は、マージ理論と呼ばれる法原理を適用し、特定のアイデアの独占的な使用を実質的に与えてしまうような著作権の保護は認められないとの見解を示した。