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カフリンクス(cufflinks、ひとつの場合は単数系cufflink)とは、ドレスシャツ(ワイシャツ)やブラウスの袖口(カフ)を留めるための装身具。
日本ではカフ(ス)ボタン、カフスと称されることも多いが、英語のcuffs(カフス)は上着の「袖」やトラウザーズの「裾」を意味し、cuff button(カフボタン)はジャケットやシャツに縫い付けられたボタンを指す単語である。
カフリンクスは17世紀のフランスに始まったとされる。当時は袖の装飾としてレースやリボンなどを使用していたが、それらの代わりに金や銀のボタンを金属製の鎖でつないだもので留めるようになったのがカフリンクスの起源といわれている。当時のカフリンクスはもっぱらハンドメイドで制作された上流階級のものであったが、産業革命により大量生産が可能となり一般にも普及していった。
シャツをカフリンクスで留めるためには、袖の両端にボタンホール(en:Buttonhole)が開いていることが必要である。カフスの内、ボタンがついていないシングルカフス(テニスカフス、本カフス[1]とも。いずれも日本語)や、ダブルカフス(フレンチカフスとも)は、カフリンクスを使用しなければ袖を留めることができない。コンバーティブルカフスと呼ばれるタイプのシャツは、通常のボタンとボタンホールに加えて、ボタンの横にもボタンホールが開けてあり、ボタンまたはカフリンクスのどちらかを使用して袖口を留めることができる。
なお、ボタンが付いている側にボタンホールが空いてないカフス(バレルカフス、バレルは樽の意味)には、カフリンクスは装着できない。
なお、現在では弔事で付けないのがマナーとされる場合がある。
カフリンクスの本体にあたる部分をフェイス、カフリンクスの袖の内側の面をバッキングという。留めかた、素材、デザインなどは多様であり、主な留めかたには以下の種類がある。
素材には、貴金属をはじめとした金属、宝石、鼈甲、エナメル、ガラスなどが使われる。デザインも円形、方形、円筒形、球形などにアレンジを加えたものから様々なアイテムを模したもの、中が空洞になっていてものを入れることができるようになっているものなどさまざまである。 カフリンクスと類似したものにボタンカバーというボタンにかぶせるアクセサリーがある。
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