カッシウス・ディオ
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ルキウス・カッシウス・ディオ・コッケイアヌス(ラテン語: Lucius Cassius Dio Cocceianus[1][2] ギリシア語: Δίων ὁ Κάσσιος 155年(163年、164年説あり)[3] - 229年以降)は、ローマ帝国の政治家、歴史家。カッシウス・ディオと略称される他、ギリシャ語でディオン・カッシオスと称される事もある。
自らが目撃した同時代史を含む、神話の時代からアレクサンデル・セウェルス帝即位までの歴史を記述した大著『ローマ史』を執筆した事で知られている。80巻からなる同著は22年間の月日を費やして書かれたとされ、歴史学上の一級資料として扱われている。政治家としては帝政ローマ時代の元老院議員を務め、執政官・総督などを歴任した上流貴族であった。