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デイリー(Daily)は、イタリアの商用車メーカー、イヴェコが1978年から生産・販売している商用車である。1983年までは「フィアット・デイリー」として販売されていた。
イヴェコ・デイリー | |
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2020年式デイリー Hi-Matic 2.3 | |
概要 | |
別名 | フィアット・デイリー(1983年まで) |
販売期間 | 1978年 - 現在 |
ボディ | |
ボディタイプ |
バン 小型トラック |
駆動方式 |
フロントエンジン・後輪駆動 フロントエンジン・四輪駆動 |
系譜 | |
先代 |
フィアット・616N フィアット・35/40NC フォード・Aシリーズ(イヴェコ-フォード・デイリー) |
後継 | フィアット・デュカト(フィアット・デイリーおよび初代デイリーのバッジエンジニアリング車) |
競合車のフィアット・デュカトがモノコックボディを採用しているのに対し、デイリーはラダーフレーム構造を採用している。
1978年に発表。初代デイリーは35(GVW 3.5トン)と50(GVW 5トン)の2タイプがラインナップされた。デイリー50は17 m³の荷室容量を有していた。1985年、ターボディーゼルを搭載した「ターボデイリー」が発売された。また、アルファロメオ向けバッジエンジニアリング車が「AR 8」の車名として販売された。
2代目デイリーは1990年に発表された。キャブが一新され、エンジンがソフィム製の2.5 Lディーゼルに変更された。1986年に欧州フォードの商用車合弁事業をイヴェコが引き継ぐと、フォード・トランジットと直接競合するデイリー3.5トン車はまもなく英国市場から消え、残った4.0トン以上の車種が「イヴェコ-フォード」ブランドで販売された。デイリーはトランジットとは何の関係もない。
2代目は1996年にフェイスリフトを受けた。外観上の変更は小規模に留まるが、エンジンは2.8 Lになり、76 kW (103 hp) を発揮した。また、GVW 6.4トンの59-12(シャシーキャブとパネルバン)と59-13(ミニバス)モデルが登場し、四輪駆動車も追加された。
ターボデイリーの名は全車Unijet(コモンレール)ターボディーゼル搭載となったときに消滅した。AMT付きの「アジャイル」とCNG(圧縮天然ガス)仕様が新たに設定され、GVW6.5トン車(デイリー65)と2.8トン車(デイリー28)がラインナップに加わった。3代目デイリーは2000年のバン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
当初は8140型2.8 Lが3種類設定されていた。ほとんど売れなかった自然吸気ディーゼルの66 kW (90 hp) 版、インタークーラー付ターボディーゼルの78 kW (106 hp) 版、さらにコモンレール式の92 kW (125 hp) 版である。3つ目は可変ジオメトリーターボを採用した107 kW (146 hp) 版に置き換えられた。
2003年には第2世代のコモンレールディーゼルであるF1A型2.3 Lエンジンが登場し、74 kW (101 hp) 版と88 kW (120 hp) 版が設定された。翌2004年にはF1Aをベースにタイミングチェーンを採用した新しいF1C型3.0 Lが登場し、100 kW (136 hp) 版と122 kW (166 hp) 版が設定された。この時に旧型の8140型エンジンは完全にラインナップから消滅した。
88 kW (120 hp) には5速MTが、より高出力のエンジンには6速MTがそれぞれ設定された。さらに「アジャイル」には電子/油圧制御式のAMTが組み合わせられた。
2006年5月10日発売開始[1]。 ジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされた。バン、キャビンクルーザー、コンビ、ミニバス、アジャイル、CNGの6タイプが用意される。ミニバスはイリスバスブランドでも販売された。いくつかのモデルはクリーンエンジンを搭載し、「イヴェコ・エコデイリー」としてヨーロッパで販売された[2]。
2007年には2000年以来初めてとなる4x4版のデイリーが発売開始された。SCAMとの共同開発によるこの車種はシングルキャブ版(ホイールベース3,050 mmまたは3,400 mm)およびダブルキャブ版(ホイールベース3,400 mm)がラインナップされた。車両総重量は3,500 kgから5,500 kgとなる。
2011年6月29日発表、9月発売開始[3]。
2014年4月7日発表、6月発売開始[4]。
製造はイタリア・スッザーラ工場およびスペイン・バリャドリッド工場にて行われる。
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