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アンディ・パンダ(英: Andy Panda)は、ウォルター・ランツが制作した短編アニメシリーズの主役となったパンダを模したアニメキャラクターである[5][6]。これらの「カートゥーン」は、1939年から1947年まではユニバーサル・ピクチャーズ、1948年から1949年まではユナイテッド・アーティスツからリリースされた[7]。また、ウッディー・ウッドペッカーに取って代わられるまで、かなりの人気を博した。
アンディ・パンダ | |
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ウッディー・ウッドペッカーのキャラクター | |
初登場 | Life Begins for Andy Panda(1939年) |
最後の登場 | ウッディー・ウッドペッカー |
作者 |
ウォルター・ランツ[1] アレックス・ロビー |
声 |
バーニス・ハンセン(1939年 – 1940年) サラ・ベルナー(1940年 – 1941年, 1947年)[2] マーガレット・ヒル・タルボット(1942年) ディック・ネルソン(1943年)ウォルター・テトリー(1944年 – 1949年) ディック・ビールス(1952年)[3] メル・ブランク(1957年)[4] ドーズ・バトラー(1964年) スコット・ウェイル(2018年 - 現在) |
詳細情報 | |
種族 | ジャイアントパンダ |
性別 | 男性 |
家族 | パパ・パンダ(父親) |
恋人 | ミランダ・パンダ |
1938年、9年間続いたオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットのシリーズが終了したとき、ウォルター・ランツのスタジオでは何ヶ月もレギュラーキャラクターがいない状態が続いた。1937年末、ランツが動物園に行った時のこと。その動物園の目玉は若いパンダで、ランツはそのパンダの絵を描いた。そして、その絵をもとに新しいキャラクターを作っていった。
アンディが最初に登場したアニメは、1939年の『Life Begins for Andy Panda』である。これは、その時代に人気のあったアンディ・ハーディの映画の洒落たタイトルを明らかに言葉遊びにしたものだ[8]。偶然にも、後のアンディ・ハーディの映画は、実際に『Life Begins for Andy Hardy』というタイトルだった[9]。
最初の3本のアニメでは、アンディの仲間はミスター・ウィップルツリーという気の強いカメで、エディ・”ロチェスター”・アンダーソンを風刺したものだった。また、アンディの父親であるパパ・パンダは、アンディの悪ふざけに付き合わされることが多かった。ミスター・ウィップルツリーがいなくなってからは、パパは仲間であると同時に箔付け役でもあった[10]。
アンディは最初、やんちゃなキャラクターで、威勢のいいパパは、自分がいいお手本であることを証明しようとしている。その後、アンディはミッキーマウスのような独立したスターになり、ペットとしてプルートのようなイヌ「マイロ」を飼ったりもした。
1940年のアンディの短編『キツツキとパンダ一家』では、ランツの最も有名なキャラクターであるウッディー・ウッドペッカーが初めて登場した[6]。
1942年になると、アンディはナッティ・パイン小屋で服や靴を着るようになった。その後、1944年の短編『The Painter and the Pointer』では、監督のシェイマス・カルヘインによって、それまでのキャラクターよりもはるかに悪意のある性格に一新されたが、この新バージョンはランツにも観客にも嫌われ、二度と使われることはなかった。ランツは1949年にスタジオを閉鎖するまで、アンディの短編を作り続けた。アンディの最後の短編は、ガールフレンドのミランダ・パンダが登場する『Scrappy Birthday』だった。1950年にスタジオが再開されても、「アンディ・パンダ」シリーズが制作されることはなかった。
アンディはそのキャリアの大部分を、デルコミックスの『Crackajack Comics』や『New Funnies』などのコミックブックで過ごした[11]。初期のアンディ・パンダ・コミックブックのアドベンチャーはカール・バークスが描いたものである。また、ジョン・スタンリーもアンディ・パンダのコミック本の仕事をしていた。
1943年に制作された『Andy Panda's Victory Garden』と『Meatless Tuesday』という2つの漫画では、アンディのフォイルは名前のないオンドリだった。同年後半、このオンドリはアンディのコミックブックの相棒、チャーリー・チキンとなり、NF79で「孵化」し、急速に漫画のモデルへと成長していった。アンディとチャーリーの奇想天外な冒険の物語は何年も続いた。国内では1990年代に、スウェーデンでは2001年に復刻されたものもある。
アンディはウッディーとともに『Banquet Busters』や『Musical Moments from Chopin』などの短編映画にも出演している。ミランダ・パンダ、オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット、チャーリー・チキンとともに『The Woody Woodpecker Polka』にもカメオ出演している。印刷物では、ホイットマン出版の1943年から1944年のBetter Little Book『Andy Panda and Tiny Tom』に登場している。この本は、通常のBig Little Bookのフォーマットとは異なり、すべてのページに絵が描かれている。アンディは、映画『ロジャー・ラビット』の削除シーン「Acme's Funeral」にカメオ出演する予定だった。しかし、パパ・パンダの金色のバージョンが登場する。
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