アラスター・グレイ
イギリスの小説家 (1934-2019) ウィキペディアから
イギリスの小説家 (1934-2019) ウィキペディアから
アラスター・グレイ(Alasdair Gray,1934年12月28日 - 2019年12月29日)はイギリス・スコットランドの小説家、画家、詩人、劇作家。グラスゴー出身。
高校生の時から不定期にショートショートや短編小説を雑誌に投稿していたが、執筆に25年を費やしたデビュー作『ラナーク』によって知られ、ローレンス・スターンを彷彿とさせる饒舌な語り口と、ジェイムズ・ジョイスの影響によるパスティーシュ的用法での多彩な様式を混ぜ込んだ実験的な作風によって、一躍現代文学の代表的作家の仲間入りを果たした[1]。
アンソニー・バージェスに「スコットランドが生んだウォルター・スコット以来の偉大な小説家」と讃えられており、戦後のイギリス文学をリードする作家の一人でもある。また、本格的に執筆活動に力を入れるようになった以前より画家としても活躍し、『ラナーク』をはじめとする自身の著作のほとんどは自らが装画・挿絵・デザインを手がけている。
1992年刊行の『哀れなるものたち』でウィットブレッド賞、Guardian Fiction Prize(ガーディアン賞とは別の賞)を受賞。
2023年、映画『哀れなるものたち』が、ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演にて公開された。
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