三島由紀夫獎簡稱為三島獎,是一個日本文學獎,由新潮社於1988年開辦,紀念日本作家三島由紀夫。三島由紀夫獎評選對象為小説、評論、詩歌、戯曲等新鋭作品。
事实速览 日語寫法, 日語原文 ...
|
日語原文 | 三島由紀夫賞 |
---|
假名 | みしまゆきおしょう |
---|
平文式罗马字 | Yukio Mishima shō |
---|
关闭
選考委員:大江健三郎、江藤淳、中上健次、筒井康隆、宮本輝
第1回(1988年)
- 受賞作:高橋源一郎『優雅感傷的日本棒球』
- 候補作:井口時男『物語論/破局論』、朝吹亮二『OPUS』、松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』、小林恭二『ゼウスガーデン衰亡史』、中澤新一『虹の理論』、佐伯一麦『雛の棲家』、岩森道子『雪迎え』、高瀬千圖『嵐之家』、島田雅彦『未確認尾行物体』、山田詠美『風葬の教室』、吉本芭娜娜『廚房』(海燕新人文学賞、芸術選奨新人賞受賞)
- 解説:最終候補に全12作が残る大混戦で花々しく幕が開け、票はばらけた。大江と江藤が高橋に入れる。高橋賞金100万円を全額日本ダービーにつぎ込み、一瞬にして使い果たす。
第2回(1989年)
- 受賞作:大岡玲『黄昏のストーム・シーディング』
- 候補作:富岡幸一郎『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』、伊藤正幸『ノーライフキング』、中村和恵『内陸へ』、長野まゆみ『少年アリス』、島弘之『感想というジャンル』、佐藤泰志『そこのみて光り輝く』
第3回(1990年)
- 受賞作:久間十義『世紀末鯨鯢記』
- 候補作:荻野安奈『ドアを閉めるな』、島田雅彦『夢使い レンタルチャイルドの新二都物語』、鷺澤萠『果実の船を川に流して』、奥泉光『滝』、比留間久夫『YES・YES・YES』(文藝賞受賞作)
第4回(1991年)
- 受賞作:佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』
- 候補作:松村栄子『僕はかぐや姫』、矢作俊彦『スズキさんの休息と遍歴』、伊藤正幸『ワールズ・エンド・ガーデン』、芦原すなお『青春デンデケデケデケ』(文藝賞受賞作)、奥泉光『葦語百合』
- 解説:同年7月、芦原以『青春デンデケデケデケ』獲得直木賞。
選考委員:石原慎太郎、江藤淳、高橋源一郎、筒井康隆、宮本輝(中上健次在1992年去世)
第5回(1992年)
- 受賞作:無
- 候補作:伊井直行『雷山からの下山』、小林恭二『瓶中的旅愁』、魚住陽子『公園』、野中柊『アンダーソン家のヨメ』、盛田隆二『サウダージ』、鷺沢萠『ほんとうの夏』、多和田葉子『三人関係』
第6回(1993年)
- 受賞作:車谷長吉『塩壺の匙』、福田和也『日本の家郷』
- 候補作:伊藤比呂美『家族アート』、奥泉光『ノヴァーリスの引用』(野間文芸新人賞受賞)、楡井亞木子『チューリップの誕生日』、保坂和志『草上的早餐』
第7回(1994年)
- 受賞作:笙野頼子『二百回忌』
- 候補作:伊達一行『妖言集』、松浦理英子『親指Pの修行時代』(女流文学賞受賞)、別唐晶司『メタリック』、島弘之『小林秀雄 悪を許す神を赦せるか』、柳美里『Green Bench』
第8回(1995年)
- 受賞作:山本昌代『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』
- 候補作:飯嶋和一『雷電本紀』、保坂和志『猫に時間の流れる』、阿部和重『美國之夜』(群像新人文学賞受賞作)、三浦俊彦『蜜林レース』、山城むつみ『文学のプログラム』
選考委員:青野聰、石原慎太郎、江藤淳(第10回未出席)、筒井康隆、宮本輝
第9回(1996年)
- 受賞作:松浦寿輝『折口信夫論』
- 候補作:石黑達昌『94627』、水村美苗『私小説 from left to right』(野間文藝新人賞受賞)、角田光代『学校の青空』、辻仁成『アンチノイズ』、野中柊『ダリア』
第10回(1997年)
- 受賞作:樋口覚『三絃的誘惑 近代日本精神史覚え書』
- 候補作:茂田真理子『タルホ/未来派』、阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』、赤坂真理『蝶の皮膚の下』、町田康『くっすん大黒』
- 解説:茂田真理子為江藤弟子,故江藤淳未出席。
第11回(1998年)
- 受賞作:小林恭二『カブキの日』(『群像』1998年4月号)
- 候補作:飯嶋和一『神無月十番目夜』、見澤知廉『調律帝国』、角田光代『草之巣』、町田康『夫婦茶碗』、利比英雄『国民之歌』
第12回(1999年)
- 受賞作:鈴木清剛『ロックンロールミシン』(河出書房新社)、堀江敏幸『おぱらばん』(青土社)
- 候補作:東浩紀『存在論的、郵便的ジャック・デリダについて』(三多利学芸賞受賞)、大塚銀悦『久遠』、辻征夫『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』、赤坂真理『ヴァニーユ』
- 解説:筒井認為東浩紀『存在論的、郵便的』很優秀、其他委員卻認為「太過難解」「入圍学術文学獎有些奇怪」而遭到拒絕。
選考委員:島田雅彦、高樹信子、筒井康隆、福田和也、宮本輝
第13回(2000年)
- 受賞作:星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』(『新潮』2000年4月号)
- 候補作:角田光代『東京ゲスト・ハウス』、大衛·佐佩提(David Zoppetti) 『アレグリア』、伊井直行『服部先生的幸福日子』、宮澤章夫『サーチエンジン・システムクラッシュ』
第14回(2001年)
- 受賞作:青山真治『EUREKA』(角川書店)、中原昌也『あらゆる場所に花束が……』(『新潮』2001年4月号)
- 候補作:大鋸一正『緑鳥』、佐川光晴『生活設計』(新潮新人賞受賞作)、黑川創『もどろき』、堂垣園江「ベラクルス」(『群像』2001年2月号)
第15回(2002年)
- 受賞作:小野正嗣「にぎやかな湾に背負われた船」(『小説トリッパー』2001年秋号)
- 候補作:横田創『裸のカフェ』(『群像』2001年8月号)、舞城王太郎「熊的場所」(『群像』2001年9月号)、阿部和重『ニッポニアニッポン』、平出隆『猫の客』、綿矢莉莎『Install未成年載入』(河出書房新社 文藝賞受賞作)
第16回(2003年)
- 受賞作:舞城王太郎『阿修羅女孩』(新潮社)
- 候補作:嶽本野ばら『エミリー』、有吉玉青『キャベツの新生活』、黑田晶『世界がはじまる朝』、佐藤智加『壊れるほど近くにある心臓』、野中柊「ジャンピング・ベイビー」(『新潮』2003年4月号)
- 解説:覆面作家・舞城王太郎未出席授賞式。島田雅彦認為該行為相當失禮。
選考委員:與第4期相同
第17回(2004年)
- 受賞作:矢作俊彦『ららら科學の子』(文藝春秋、『文學界』連載)
- 候補作:いしいしんじ『プラネタリウムのふたご』、安達千夏 「おはなしの日」(『すばる』2003年12月号)、嶽本野ばら『ロリヰタ。』、鹿島田真希「白玫瑰四姐妹殺人事件」(白バラ四姉妹殺人事件)(『新潮』2004年3月号)
- 解説:獲得「レベルが違う」「近代日本文学傑作」評價、矢作俊彦満場一致受賞。「新人賞である筈の三島賞に、なぜベテランの矢作が候補に挙がるのか」との疑問も出た。受賞の記者会見で矢作は「文学に新人やベテランとの区分は、特に重要ではない」と答える。
第18回(2005年)
- 受賞作:鹿島田真希「六千度的愛」(『新潮』2005年2月号)
- 候補作:中村文則「悪意手記」(『新潮』2004年5月号)、青木淳悟「クレーターのほとりで」(『新潮』2004年10月号)、本谷有希子 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(『群像』2004年12月号)、三崎亞記 『隔壁町戰爭』(となり町戦争)(集英社、小說昴新人賞受賞作)、黒川創「明るい夜」(『文學界』2005年4月号)
第19回(2006年)
- 受賞作:古川日出男『LOVE』(祥伝社)
- 候補作:いしいしんじ 『ポーの話』、西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』、宮崎譽子『少女@ロボット』、前田司郎「恋愛の解体と北区の滅亡」(『群像』2006年3月号)
- 解説:筒井は「見せかけの新しさ」と古川を批判し、「もっとも面白く読めた」といしいを推した。福田は「退屈の一言」といしいを最も低く評価、「頭一つ抜けている」と前田を推した。その前田には福田以外、全員が×をつけた。票が割れ、最後福田、島田、宮本認為古川日出男受賞確定。
第20回(2007年)
- 受賞作:佐藤友哉(最年少受賞)『1000的小説與巴克貝亞德』(新潮社)
- 候補作:西川美和 『ゆれる』(讀賣文學賞受賞)、本谷有希子『生きてるだけで、愛。』、柴崎友香『また会う日まで』、いしいしんじ『みずうみ』
- 解説:宮本輝之外4人選考委員受賞決定。宮本提出「文字だけで書かれたドタバタコミック」酷評。梅菲斯特獎出身作家為舞城王太郎以来第二人。
選考委員:小川洋子、川上弘美、辻原登、平野啓一郎、町田康
第21回(2008年)
- 受賞作:田中慎弥『切れた鎖』(新潮社)
- 候補作:本谷有希子『遭難、』、藤谷治『いつか棺桶はやってくる』、日和聡子『おのごろじま』、前田司郎『誰かが手を、握っているような気がしてならない』、黒川創『かもめの日』(讀賣文学獎受賞)
第22回(2009年)
- 受賞作:前田司郎『夏の水の半魚人』(扶桑社)
- 候補作:村田沙耶香『ギンイロノウタ』(野間文藝新人獎受賞)、天埜裕文『灰色猫のフィルム』、いしいしんじ『四とそれ以上の国』、青木淳悟『このあいだ東京でね』
第23回(2010年)
- 受賞作:東浩紀『量子家族』(新潮社)
- 候補作:長島有里枝『背中の記憶』(講談社随筆獎受賞)、圓城塔『烏有此譚』(野間文芸新人賞受賞)、山崎ナオコーラ『この世は二人組ではできあがらない』、村田沙耶香『星が吸う水』
- 解説:エッセイが候補になった。
第24回(2011年)
- 受賞作:今村夏子『こちらあみ子』(筑摩書房)
- 候補作:伊佐山廣子『海と川の匂い』、中森明夫『アナーキー・イン・ザ・JP』、大澤信亮『神的批評』、柴崎友香『ビリジアン』、本谷有希子『ぬるい毒』(野間文芸新人賞受賞)
選考委員:川上弘美、高村薰、辻原登、平野啓一郎、町田康
第25回(2012年)
- 受賞作:青木淳悟『私のいない高校』(講談社)
- 候補作:福永信『一一一一一』、木村友祐『イサの氾濫』、いしいしんじ『ある一日』、村田沙耶香『タダイマトビラ』、柴崎友香『わたしがいなかった街で』
第26回(2013年)
- 受賞作:村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』(朝日新聞出版)
- 候補作:松田青子『スタッキング可能』、黒川創「暗殺者たち」(『新潮』2013年2月号)、いとうせいこう『想像ラジオ』、小山田浩子『工場』
第27回(2014年)
- 受賞作:本谷有希子『自分を好きになる方法』(講談社)
- 候補作:岩城けい『さようなら、オレンジ』、上田岳弘「太陽」(『新潮』2013年11月号)、小林エリカ「マダム・キュリーと朝食を」(『すばる』2014年4月号)、坂口恭平「徘徊タクシー」(『新潮』2014年4月号)
第28回(2015年)
- 受賞作:上田岳弘「私の恋人」(『新潮』2015年4月号)
- 候補作:岡田利規『現在地』、高橋弘希『指の骨』、滝口悠生『愛と人生』、又吉直樹『火花』
选考委员:与第7期相同
第29回(2016年)
- 受賞作:蓮實重彦「伯爵夫人」(『新潮』2016年4月号)
- 候補作:いしいしんじ『悪声』、山下澄人『鳥の会議』、三輪太郎『憂国者たち』、亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』
解説:受賞した蓮實重彦は最年長受賞(80歳)[12][13]。
第30回(2017年)
- 受賞作:宮内悠介『カブールの園』(文藝春秋)
- 候補作:古谷田奈月『リリース』、町屋良平『青が破れる』、岸政彦『ビニール傘』、高橋弘希『スイミングスクール』
第31回(2018年)
- 受賞作:古谷田奈月『無限の玄』(『早稲田文学増刊 女性号』 2017年9月)
- 候補作:服部文祥『息子と狩猟に』、古川真人『四時過ぎの船』、高橋弘希『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』、飴屋法水『彼の娘』
第32回(2019年)
- 受賞作:三国美千子「いかれころ」(『新潮』2018年11月号)
- 候補作:倉数茂『名もなき王国』、岸政彦「図書室」(『新潮』2018年12月号)、金子薫『壺中に天あり獣あり』、宮下遼「青痣」(『群像』2019年3月号)
选考委员:川上未映子、高桥源一郎、多和田葉子、中村文則、松家仁之
第33回(2020年)
- 受賞作:宇佐見りん(最年少受賞)『かか』(河出書房新社)
- 候補作:河﨑秋子『土に贖う』、千葉雅也『デッドライン』、崔実「pray human」(『群像』2020年3月号)、高山羽根子「首里の馬」(『新潮』2020年3月号)
第34回(2021年)
- 受賞作:乗代雄介『旅する練習』
- 候補作:藤原無雨『水と礫』、岸政彦『リリアン』、李琴峰「彼岸花が咲く島」(『文學界』2021年3月号)、佐藤厚志「象の皮膚」(『新潮』2021年4月号)
第35回(2022年)
- 受賞作:岡田利規「ブロッコリー・レボリューション」(『新潮』2022年2月号)
- 候補作:金子薫『道化むさぼる揚羽の夢の』、川本直『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』、九段理江『Schoolgirl』、永井みみ『ミシンと金魚』
第36回(2023年)
- 受賞作:朝比奈秋『植物少女』(朝日新聞出版)
- 候補作:年森瑛『N/A』、小池水音「息」(『新潮』2022年10月号)、千葉雅也「エレクトリック」(『新潮』2023年2月号)、野々井透『棕櫚を燃やす』