自動車に分類される除雪車
多くは大型特殊自動車(9ナンバー)もしくは特種自動車(8ナンバー)で、国道などの工事事務所やNEXCOに所属する。除雪機。冬季作業車両を参照。
除雪機
より小さい除雪車は除雪機と呼ばれる。1人で操作が可能な除雪機械で、小型エンジンや家庭用電源を利用したモーターを動力とする。日本の製造メーカーの例では、自動車メーカー(本田技研工業、ヤマハ発動機)や農機具メーカー(クボタ、ヤンマーなど)、重機製造メーカー(三菱重工(2018年に撤退[1])など)、機械メーカー(フジイコーポレーション)など過去から現在まで業界は様々。ハイブリッド車などノウハウも他分野の技術も製品に反映されており、2002年には除雪ユニットをエンジン駆動、走行をモーター駆動で行うハイブリッド除雪機が発売されている[2]。
- 除雪機の危険性
NITEに通知された情報では、2012年度から2021年度の10年間に、除雪機により怪我を負った事故は36件あり、死亡事故は25件[3]。また、2020年に、青森県七戸町30代半ばの男性が、除雪機を用いて64歳の男性を轢き殺す殺人事件も起きている[4][5]。
鉄道車両に分類される除雪車
元来は雪かき車の名称で、動力を持たず(日本では貨車扱い)機関車とともに用いられる車輛であったが、作業の合理化のため動力車に除雪装置を取り付けた車両が多くなっている。動力車に除雪装置を取り付けた車輛は日本では除雪用ディーゼル機関車が主流であるが、除雪装置を取り付けた除雪用の貨車移動機やモーターカーおよび気動車も使用されている。また、道路上を走行する路面電車にも除雪用車輛を保有する事業者がある。その多くは電車の両端に放射状に装着された竹製ブラシを回転させて除雪する「ブルーム(ほうき)式除雪車」、通称ササラ電車である。
国鉄・JR除雪用ディーゼル機関車
- ロータリー式 - DD14形ディーゼル機関車、DD17形ディーゼル機関車、DD19形ディーゼル機関車、DD53形ディーゼル機関車
- ラッセル式 - DD15形ディーゼル機関車、DE15形ディーゼル機関車、DD16形ディーゼル機関車300番台、DD18形ディーゼル機関車、DD21形ディーゼル機関車
- ラッセル/ロータリー兼用 - DBR600形ディーゼル機関車
除雪用気動車
- ラッセル式 - キヤ143形気動車、JR北海道キヤ291形気動車
脚注
関連項目
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