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平安中期以降、諸官を任命する儀式 ウィキペディアから
除目(じもく)とは、平安時代中期以降、京官、外官の諸官を任命すること。またその儀式自体である宮中の年中行事を指し、任官した者を列記した帳簿そのものを指す(除書ともいう)。「除」は前官を除いて新官を任ずる意味で、「目」は目録に記すことを意味する。
任命の儀式は、年中恒例の行事で通常、春と秋の年2回行われ、春の除目、秋の除目という。その他に小規模な臨時の除目も随時行われた。除目の儀は、行事を通じて、例えば紙の折り方や墨の磨り方にいたるまで、非常に細かい作法が決められた儀式であった。
官名をつけて1人ずつ呼ぶことを「召名」(めしな)といい、これに対し、呼ばれた者は「オウ」と答え、これを「称唯」(いしょう)という[1]。
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