長靴をはいた猫
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『長靴をはいた猫』(ながぐつをはいたねこ、仏: Le Chat botté)は、ヨーロッパに伝わる民話。1697年に出版された、シャルル・ペローによる『寓意のある昔話、またはコント集〜がちょうおばさんの話』(仏: Histoires ou contes du temps passé. Avec de moralités : Contes de ma mère l'Oye.)に収録されたものが有名。それ以前のものでは、1634年に出版された、ジャンバティスタ・バジーレによる『物語の物語、または小さき者たちのための楽しみ/ペンタメローネ』(伊: Lo cunto de li cunti overo lo trattenemiento de peccerille)に収められている。『グリム童話』の初稿にも『靴はき猫』(独: Der gestiefelte Kater)というタイトルで収められていた。日本では1969年(昭和44年)などにアニメ化されている(下記)。
シチリア島では、ほぼ同じ内容で、猫ではなく狐が登場する『ジョヴァンヌッツァ狐』(伊: La volpe Giovannuzza)という物語が伝わっている[1]。