『荒川強啓 デイ・キャッチ!』(あらかわきょうけい デイ・キャッチ!)は、TBSラジオで放送されていたラジオ番組。
概要 荒川強啓 デイ・キャッチ!, ジャンル ...
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「聴く夕刊」と銘打ち、報道系バラエティもしくはワイドショー的な位置づけの番組である。街頭アンケートと番組サイトの投票に基づく、ニュースのランキングを中心に構成されていた。
1995年4月10日、それまで若山弦蔵が22年間・通算5734回にわたってパーソナリティを務めた『おつかれさま5時です』→『東京ダイヤル954』に代わって放送開始。第1回のゲストは、当時の東京都知事選挙で初当選した青島幸男[2]。ゲスト出演の模様は放送ライブラリーで聴くことができる。
放送開始当初の正式番組名は『ザ・ファイト〜荒川強啓 デイ・キャッチ!』であった[3]が、しばらくして現在の番組名になった。
基本として関東ローカルで放送されていたが、17時台には他のJRN系列との同時ネットゾーンを設定。2014年3月31日以降は、17:15 - 17:25に『ニュース・クリップ』、17:30 - 17:38に『ネットワークトゥデイ』(番組開始当初から内包しているJRN全国ニュース)、17:39 - 17:41に『ネットワーク・フラッシュ』(フラッシュニュース)、17:42 - 17:45に『“ほっと”インフォメーション』(スポーツニュース、いずれも『ネットワークトゥデイ』から独立)を編成していた。ちなみに、番組開始から1998年4月3日までは、『ニュースクリップ』の時間帯に『小沢昭一の小沢昭一的こころ』を内包していた。
聴取率に関しては、開始当初は『鶴光の噂のゴールデンアワー』(ニッポン放送)などに苦戦していたが、その後、聴取率首位を獲得し、終了まで1位が続いた。
歴代番組プロデューサーは、古川博志(1995年 - )、赤坂知泰、稲見亜矢、村澤青子、朝倉靖晶(2007年 - 2009年)、飯島一彰(2009年 - 2013年)、長田ゆきえ(2013年 - 2016年)、鳥山穣(2016年 - 2019年)。
2018年4月13日に放送6000回を迎えた[4]が、2019年1月21日の放送で3月末をもって放送を終了することを発表。3月29日(金曜日)の放送が最終回となった[5]。TBSラジオ関係者は「TBSラジオの武器でありリスナーから支持されてきた報道路線の重要さには目を向けない。新規リスナーの開拓は大切ですけど、それでこれまで支えてきてくれたリスナーを簡単に切り捨てるのはどうなのか?という声や、自由な報道が守れなくなるのではないかと不安視する声は社内でも起きている」と語っている[6]。最終回のエンディングでは、片桐が聴取者からのメールを読み上げている途中で涙声になり、声を詰まらせながらもメールを読み上げた後、この番組への思い入れを語った。続けて荒川が「24年に渡ってお送りして参りました『デイ・キャッチ!』、本日をもって終了とさせていただきます。(中略)“平成”という時代と共に幕を閉じる[7] ことに当たりまして、その歴史の片隅に『デイ・キャッチ!』という番組の、その存在を刻み込んでもらえることが出来れば、幸いだと思います。長い間、ありがとうございました」と述べ、聴取者に感謝した。最後は荒川と片桐が「では皆さん、ありがとうございました!さよなら!!」と挨拶し、これをもって通算24年・全6250回の歴史に幕を閉じた。
2019年4月1日(月曜日)から、TBSラジオでは15時台後半 - 17時台後半で当番組の後継番組に当たる生ワイド番組『ACTION』の放送を開始。当番組の同時ネットゾーンに編成されていたコーナーのうち、『ネットワークトゥデイ』については、単独番組として『ネットワークフラッシュ』『“ほっと”インフォメーション』の内容を集約したうえで『ACTION』の直後に編成した。その一方で、『ニュースクリップ』は、当番組の本編とともに2019年3月29日で終了。同時間帯は、4月1日から、JRN加盟各局の自主編成ゾーンに変わった。
なお、その『ACTION』も翌2020年9月25日をもって終了。翌週9月28日からは夜間の報道番組『荻上チキ・Session-22』を本枠に移動した上で『荻上チキ・Session』に改題したため、結局は1年半ぶりに報道路線に回帰することとなったが、その『荻上チキ・Session』も2023年10月2日からは18時 - 21時に放送時間が再度変更された。そのため、それまで13時から放送していた『こねくと』(月~木曜)・『金曜ワイドラジオTOKYO えんがわ』(金曜)が同枠(14時から)の放送に変更されている。
以下に記述する放送時間は、全て平日の放送。
放送開始当初の放送時間は16:30 - 18:00で、1997年10月から『全国こども電話相談室』の時間変更に伴い、16:00スタートとなる。さらに1999年10月からは、平日昼のワイド番組枠を短縮し、15:30スタートとなる。17:15 - 17:45は全国ネット枠となり、『うわさの調査隊』→『メキキの聞き耳』→『ニュースクリップ』、『ネットワークトゥデイ』を編成していた(地方局でも17:30で飛び乗り、または飛び降りとなる局があった)。
聴取率調査期間中はradikoとは別に、インターネットで同時放送される場合があった。また、かつては競輪中継が行われることがあり、その場合放送時間の短縮や休止があった。
ポッドキャストによる配信も行われてきたが、2016年6月30日をもって終了し『TBSラジオクラウド』に移行した。
- 1995年4月 - 1997年9月:16:30 - 18:00
- 番組開始初期のころ(1995年・1996年)のナイターオフ期間は19:00まで放送時間を延長し、18時 - 19時の部分は『デイ・キャッチ!S』として放送されていた[8][9]。
- 1996年のナイターオフ期には本番組の土曜版として「サタデー・デイ・キャッチ!スポーツ」(パーソナリティ:栗山英樹、三井ゆり、清水大輔)が放送された(17:00 - 19:00)。
- 1997年10月 - 1999年9月:16:00 - 18:00
- 1999年10月 - 2000年3月:15:30 - 18:00
- 2000年4月 - 2013年3月:15:30 - 17:50
- 2013年4月 - 2018年3月:15:30 - 17:46
- 2018年4月 - 2019年3月:15:30 - 17:50
コメンテーター
デイキャッチ!ランキング/デイキャッチャーズ ボイス
主に16時台に出演[11]。番組内ではスタジオ デイキャッチャーと呼ばれる。近藤と宮台は番組開始当初から出演。
ニュースプレゼンター
2014年から。16:30ごろに出演。当日のニュースに関する独自調査を披露する。
デイキャッチ!ニュースクリップ
2013年から。月曜日・水曜日は17:15 - 17:25、火曜日・木曜日・金曜日は17:05 - 17:25に出演。
- 2018年5月1日時点。☆はJRN系列一部ネット。
2017年年始から17時からのフラッシュニュース枠がなくなり、「ニュースクリップ」が前に延長されるようになる。[17]
- 15:30 オープニング、交通情報
- 冒頭荒川・片桐がヘッドラインニュースを読み上げた後、タイトルコールジングルが流れたのに続いて荒川・片桐が挨拶。その後、簡単なフリートークを挟んで天気予報・交通情報。そして、ヘッドラインニュースを詳報する。
- 2012年3月までの「デイ・キャッチ!スコープ」の内容も取り込み、中継や専門家への電話がある。
- ヘッドラインニュースの詳報が終わると、当日の内容やメッセージの受付メールアドレス・FAX番号を紹介する。
- 15:48 はぴねすくらぶ ラジオショッピング(祝日は休止)[18]
- 15:55 デイ・キャッチ!ランキング(ランキングのトップ3紹介後の16:25ごろに交通情報がはさまる)[19]
- 16:48 デイキャッチャーズ ボイス
- 17:00 お帰り天気予報・交通情報[21]
- 17:05 デイ・キャッチ! ニュースクリップ(火曜日・木曜日・金曜日)
- ジャーナリストを曜日替わりで迎え、日々動くニュースについて取材内容を踏まえて報告する(2013年4月 - )。
- 月曜日はこの枠に「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」、水曜日は「カルピス健康通販Presents スマイル先生 血管10万キロの旅」が内包される[22]。
- 17:15 ニュースクリップ☆(2014年3月31日 - )[23]
- TBSラジオでは「デイ・キャッチ! ニュースクリップ」と一体のコーナーとして扱われる。ネット局に配慮してコーナー冒頭のジングルと入りコメントで「TBSラジオをキーステーションに全国の皆さまに」をコメントとして入れる。TBSラジオでは17時25分ごろから交通情報と天気予報。
- 17:30 ネットワークトゥデイ☆
- 17:45 エンディング
開始当初のタイムテーブル
- コーナーの放送時間は「東京ダイヤル954」の終了時点のものを引き継いでおり、「イブニングミュージック」が「デイキャッチ・ランキング」と「噂の特ダネ大チェック」に、17時のTBSニュースが「デイ・キャッチ・ヘッドライン」に替わったのみ[3]。
- 16:30 オープニング〜交通情報
- 16:35 デイキャッチ・ランキング
- 16:50 噂の特ダネ大チェック
- 17:00 デイ・キャッチ・ヘッドライン
- 17:05 三菱ドライビングポップス
- 17:15 小沢昭一の小沢昭一的こころ
- 17:30 三共ホットインフォメーション
- 17:35 ネットワークトゥデイ
- 17:50 プロ野球スクランブル
過去のコーナー
- 山藤章二のずれずれ草:月曜日。山藤のコラム。朗読は荒川強啓。のちにCDブックを発売。
- 15時台
- デイ・キャッチ!テレフォン:2009年10月2日まで16:35に放送。1つのテーマについて、リスナーが電話出演する等して意見をする。
- 16:50
- 噂の特ダネ 大チェック:開始当初から1996年3月まで16:50に放送。
- チェックポイント:1996年4月から1997年9月まで16:50に放送。
- デイ・キャッチ! プロファイリング:1997年10月から2009年3月まで16:50に放送。
- 17:00
- 17:05(「きのこ習慣」以外はJRN系列ネット。系列局は別の時間に放送)
- 17:15(JRN系列ネット。一部系列は別の時間に放送)
- 17:30以降
- ホットインフォメーション:開始当初は「ホンダ・イブニングダイアリー」を継承した事前収録のコラムコーナー[26]だった。JRN系列でも時差放送されており、新聞のラジオ番組欄の見出しには「強啓」とだけ書かれることが多かった。
- 大正製薬PRESENTS デイ・キャッチヘルスマネージング
- 1995年4月10日
- オープニング・エンディング曲は番組オリジナル。
- タイトルコールの声は初代アシスタントの井上みよと荒川。番組名から「ザ・ファイト」が取れた後は井上のみ担当。
- 2001年4月
- タイトルコールの声は宮内鎮雄(当時TBSアナウンサー)。
- 2007年4月
- 2009年4月
- BGMとサウンドステッカー、タイトルコールが変更。
- オープニング・エンディング曲は「Stars」(Jiva)、交通情報のBGMはオープニング直後のものを除き「Breaking Point」(A.Y.B. Force)。
- 2013年1月
- BGMとサウンドステッカー、タイトルコールが変更。
- オープニング曲は番組オリジナル(片岡宏介作曲)。交通情報のBGMはオープニング直後のものが「Flow」(Stormchild)、それ以外は「As simple as Snow」(Lusrica)。
- 時期不明
- その他、交通情報BGMとして使用された曲:「Stiff Nails」(T-SQUARE)、「Glory」(Casiopea)、「Night Runner」(難波正司)など
- 17:25のローカル枠は大半の局が道路情報・天気予報に充てているが、TBSから裏送りで流れるBGMをそのまま使用している放送局もある。
- TBSラジオ以外は、全て独立番組として放送。
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(凡例)
- ☆…「デイ・キャッチ! ニュースクリップ」「ネットワークトゥデイ」の両方を内包
- ★…「ネットワークトゥデイ」のみ内包(WBSとMBSは企画ネット自社制作)
かつてはKZOO(ハワイ州のラジオ局)でも、毎週日曜日 - 木曜日 20:30 - 21:45 (現地時間、日本時間15:30 - 16:45)に放送されていた。
- 2011年3月11日14時46分頃に発生[31] した東日本大震災の影響により、3月11日は内容を大幅に変更[32] したほか、翌日の3月12日には、番組が行われていない土曜日ながら当番組の荒川、杉浦の進行で報道特別番組が組まれた[33]。また、TBSラジオのほか、多くの地方局でも同時ネットされた。
ちなみにこの当時、平成から令和への改元を約1か月後に控えていた(なお、元号「令和」は番組終了から3日後の2019年4月1日に発表された)。 2013年4月以降は17:15まで出演、2014年4月以降は17:25まで出演。
2014年3月までは金曜日。2014年4月から2016年3月までは水曜日。
2015年度以降は編集長以外のスタッフが出演することもある
それまでも16時台のコーナー進行が遅れた場合(特に水曜日など)は、ニュースが省略される場合はあった。
2018年3月までは日本直販のラジオショッピングだった。 2014年9月までは『デイ・キャッチ!勝ち抜き時事川柳!!』だったが、10月からリニューアル。勝ち抜き方式の時代は、毎週リスナーが詠んだ句の中から最優秀作を挑戦者とし、これに前週のチャンピオンが句を詠んで水曜デイキャッチャーの近藤勝重(コーナーでは「家元」と称する)がどちらかを勝者に決めた。チャンピオンに選ばれる(または勝ち残る)と次週はチャンピオンとして挑戦者と戦うことになる。勝ち抜き方式をやめたあとは、近藤のほかにディレクターや構成作家(ゲストがいる場合にはゲストが参加)、荒川と片桐(コーナーでは荒川が片桐と自身を「あなたと私」と紹介し、片桐が「あなたです」と答えるのが通例)が審査員として各自10点満点で得点(合計50点満点)を出し、最も高い点数のリスナーをその日の勝者としている。
2017年5月15日から新設。2017年1月2日 - 5月12日は、「ニュースクリップ」が前に伸びた形となっていた。(内包番組が入った4月以降の月曜・火曜も5分間「ニュースクリップ」を行い、内包番組に移る編成だった。)
2017年4月4日 - 6月27日までの火曜日には『はじめよう!きのこ習慣!』が、2018年4月3日 - 4月24日の火曜日には『教えて先生!関節のお悩み相談』が内包されていた。
全国14局ネット。以前はSBSラジオ、MROラジオ、KRYラジオ、RKKラジオでもネットしていた(SBSとRKKは2015年3月27日放送分で、KRYは2017年3月31日放送分で、MROは2018年3月30日放送分でそれぞれネット打ち切り)。 2003年10月に月曜に移動、2008年9月22日終了。 2018年3月までは独立枠として「ニュースクリップ」「ネットワークトゥデイ」を放送。
2017年3月までは独立枠として「ニュースクリップ」「ネットワークトゥデイ」を放送。
3月11日は、15時30分以降を通常通り荒川・杉浦が担当したが、タイトルは「TBSラジオ報道特別番組・宮城県で震度7」に改題して放送した(17:00以降は一部のJRN地方局でもネットされたため「JRN報道特別番組・宮城県で震度7」のタイトルで放送。その特番をネット受けをしなかった地方局における『ネットワークトゥデイ』の対応は不明)。また、この日は『大沢悠里のゆうゆうワイド』を終えた後に東海道新幹線に乗車中、地震に遭遇した大沢悠里が、車内の状況を電話で伝えるシーンもあった。
- ハローナイト
- 荒川がパーソナリティを務めたTBSラジオ平日夜の生ワイド番組で、1986年10月6日 - 1989年4月7日に放送。
- テレポートTBS6
- TBSテレビが平日の夕方に関東ローカルで放送していたワイドニュースで、荒川が番組最後期の1989年4月から1990年3月までメインキャスターを担当。
- JNNニュースの森
- TBSテレビがJNN全国ネット向けに制作していた平日夕方のニュース番組で、荒川が初代のメインキャスターとして1990年4月から1993年3月まで出演。当初、小西にキャスターの打診があったが断ったため荒川になったことを、小西が『BUBKA』の吉田豪のインタビューで明かしている)
- 斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!
- 文化放送における2017年4月から2022年3月までの裏番組で、当番組終了後の2020年3月31日から小西が火曜日のコメンテーターを務めていたほか、宮台もゲストで随時出演していた。
- THE TIME,
- TBSテレビがJNN全国ネット向けに2021年10月1日から平日の早朝に放送中の生ワイド番組。「デイ・キャッチ!ランキング」とほぼ同じ趣旨で、「世間のニュース関心調査トップ10」を発表している。
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TBSラジオ 平日15時台後半 |
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荒川強啓 デイ・キャッチ! (1999年10月 - 2019年3月29日)
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TBSラジオ 平日16時台前半 |
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荒川強啓 デイ・キャッチ! (1997年10月 - 2019年3月29日)
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ACTION
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TBSラジオ 平日16時台後半 - 17時台後半 |
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荒川強啓 デイ・キャッチ! (1995年4月10日 - 2019年3月29日)
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ACTION ※15:30 - 17:30 ネットワークトゥデイ※17:30 - 17:44 【独立番組化】
エンタメExpress ※17:44 - 17:50
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TBSラジオ 平日17時台後半 |
若山弦蔵の東京ダイヤル954 ※16:30 - 18:00
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荒川強啓 デイ・キャッチ! (1995年4月10日 - 2000年3月)
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