臍帯静脈
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臍帯静脈(さいたいじょうみゃく)は、単に臍静脈ともいい、胎児期において、胎盤から胎児へ血液を送る静脈。
概要 臍帯静脈, 概要 ...
臍帯静脈 | |
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胎児循環:臍帯静脈は左端の大きくて赤い血管 | |
ヒトの胎児。右側から脳と心臓を表している。消化管と卵黄嚢の正中断面。左下に臍帯静脈(Umbilical vein)。 | |
概要 | |
排出先 | 下大静脈 |
動脈 | 臍帯動脈 |
表記・識別 | |
ラテン語 | vena umbilicalis |
MeSH | D014471 |
グレイ解剖学 | p.519 |
TA | A12.3.12.010 |
FMA | 70317 |
解剖学用語 |
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臍を通って胎児の体内に入り、肝臓の下で門脈または下大静脈に合流する。臍帯動脈は2本であるが臍帯静脈は1本である。臍帯内では臍帯動脈とらせんを描くように絡み合っている。名前は静脈であるが、中を流れる血液は酸素分圧が高い動脈血(通常の体動脈内を流れる血液)である。