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デジタル処理・伝送・記録を目的とした情報のデジタルデータへの変換方式 ウィキペディアから
符号化方式(ふごうかほうしき)は、デジタル処理・伝送・記録のための、情報のデジタルデータへの変換方式のことである。変換されたデータを符号と呼び、符号から元の情報へ戻すことを復号と呼ぶ。
情報をデジタルデータ化すると、コンピュータ(処理)や光ケーブル(伝送)、メモリ・ディスクなどの記録媒体(蓄積)で扱いやすい。
情報源符号化(source coding)とは文字・画像・音声などの元情報の符号化である。符号化の対象となる情報の性質に応じた符号化方式が選択される。
例えば、音響であれば人間の聴覚の特性に基づいたサンプリング周波数の選択や、心理聴覚理論に基づいた高効率符号化(高能率符号化あるいは圧縮とも)などが行われる。
一般にコンピュータはバイト単位でデータにアクセスするため、ほとんどの符号化方式では文字や画像などを最終的にバイト列として表現できるようにしている。
映像には次のような特性がある。
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人間の聴覚特性には周波数特性(フレッチャーマンソン曲線など)のほか、心理音響モデルによれば、ある周波数の音が響いている時には近い周波数の音は聞こえにくくなる。これをマスキング効果という。この性質を利用することにより効率良い符号化を行うのがMPEGオーディオ規格(MP3等)である。
日本語の 文字コード を符号化するときに問題となるのが文字の種類の多さである。1文字に対して1バイトを使うと256種類の文字までしか表現できない。英語であれば文字の種類は数十種類と少ないため、古くは 1文字 = 1バイトの形式が主流であった。しかし漢字はこの範囲におさまらないため、いくつかの符号化方式が提案された。現在は複数の方式が混在する状態になってしまっている。 日本語を表記するための符号化方式として代表的なものは ISO-2022-JPやShift_JIS、EUC-JPなどであるが、最近徐々に UTF-8 などの符号化方式も利用されるようになってきている。
通信路符号化(Channel Coding)とは、情報を送る通信路の帯域、雑音や妨害などの性質に応じて、すでに情報源符号化された情報を再度符号化するものである。
たとえば、データの信頼性を高めるための誤り検出、誤り訂正符号の付加や、畳み込み符号化などがある。
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