研究開発学校
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研究開発学校(けんきゅうかいはつがっこう)は、幼児、児童、生徒に特徴のある新しい教育的取り組みを、文部科学省より指定を受けて試験的に行い研究(実験)する学校である。研究課題は、1つまたは複数の領域・教科の教育、地域の実態に合わせた教育のあり方などさまざまである。研究の内容に応じて予算も特別に組まれる。
研究開発校は、校長を頂点とする教職員の組織次第で、その命運のすべてが決まるともいわれる。校長の責務は大きく、非常に高度な采配が期待される。また、学校は、住民の願いや地域の需要によって設置されるので、地域の声を十分に配慮する必要があるが、研究開発については、多くの意見を十分に吟味した上で、教育的な観点から取り組みを進めるべきとされる。これは、研究開発がその学校だけでの新しい取り組みであるだけではなく、今後の日本全国の教育を考える上での参考にされるからである。