アフリカ睡眠病
ウィキペディア フリーな encyclopedia
アフリカ睡眠病(アフリカすいみんびょう、African sleeping sickness)は、ツェツェバエが媒介する寄生性原虫トリパノソーマによって引き起こされる人獣共通感染症である[1] 。病状が進行すると睡眠周期が乱れ朦朧とした状態になり、さらには昏睡して死に至る疾患であり、これが名前の由来となっている。催眠病、眠り病、アフリカトリパノソーマ症(African trypanosomiasis)とも呼ばれる。
概要 アフリカ睡眠病, 概要 ...
アフリカ睡眠病 | |
---|---|
アフリカ睡眠病を引き起こすトリパノソーマ(紫色をした4つ) | |
概要 | |
診療科 | 感染症内科学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | B56 |
ICD-9-CM | 086.5 |
DiseasesDB | 29277 13400 |
MedlinePlus | 001362 |
eMedicine | med/2140 |
Patient UK | アフリカ睡眠病 |
MeSH | D014353 |
閉じる
アフリカのサハラ以南36か国6千万人の居住する領域における風土病で、感染者は5万人から7万人と推計されている[2]。症例の80%以上はコンゴ民主共和国で発生している[1]。顧みられない熱帯病のひとつである[3]。