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文房具 ウィキペディアから
定規(じょうぎ、定木)は、直線や曲線、角を引くために用いる文房具。物を切断する時にあてがって用いることもある。素材は主に合成樹脂、アルミニウムやステンレスなどの金属、竹など伸縮や狂いの少ない素材が用いられる。
定規と物差し(ものさし、スケール)は混同されがちであるが、両者はその機能によって呼び分けられる。
定規は直線や曲線、角の描画に用いる器具である。数学で定規という場合、それは「平面上の任意の2点間を通る直線を引くことができる」というただ一つの機能を持つ道具を指す。他の用途、例えば長さや角度を測ることなどには使えない。定規とコンパスを使用した作図は、ギリシャ時代から盛んに行われてきた(定規とコンパスによる作図)。
これに対し、物差し(スケール)は線分の長短を差し測る器具である。物差し(スケール)は測定器具であるから線引きには使用しない[1]。物差し(スケール)には材質によって竹製やプラスチック製、スチール製などがある[2]。また、物差しには、形状によって、直尺、巻尺、折尺がある[3]。
定規は線を引きやすいよう、面取り・インクエッジなどを施している物が多い。
定規について以下の日本工業規格(JIS)が存在する。
尺について以下のJIS規格が存在する。
直線定規は直線を引くための定規である。
伝統的な竹ものさしなどには線引き溝と呼ばれる溝が彫られているものが存在する[5]。この溝は製図などで直線を引く際に用いられる。ペンや筆など筆記具を定規に直接当てて線を引くと、定規と紙の間にインキが滲むことがある。それを防ぐため、筆記具と一緒にスライダー(溝引き棒)と呼ばれるガラスや金属製の棒を握り、この棒を溝に当てて筆記具と一緒に滑らせると、筆記具を定規に触れさせずに綺麗に直線を引くことができる。
積雪を観測するため、直線定規を使用し、観測数値を記録することがある。
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