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日本の東京都港区にある食品メーカー、永谷園ホールディングスの中核会社 ウィキペディアから
株式会社永谷園(ながたにえん、NAGATANIEN Co., Ltd.)は、お茶漬け海苔・ふりかけ・味噌汁等を製造・販売する食品メーカー。キャッチコピーは「味ひとすじ 永谷園」で、「味ひとすじ」は企業理念にもなっている。本項では、持株会社化以前の永谷園(現商号 永谷園ホールディングス)および持株会社化に際し新設された事業会社である永谷園について記す。
永谷園本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒105-8448 東京都港区西新橋二丁目36番1号 北緯35度39分55秒 東経139度45分6.2秒 |
設立 | 2015年(平成27年)4月21日(創業:1953年(昭和28年)4月30日) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 9010401117929 |
事業内容 | お茶づけ、ふりかけ、即席みそ汁、その他飲食料品製造販売 |
代表者 | 成田健一(代表取締役社長) |
資本金 | 3億5000万円 |
純利益 |
7億7,100万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
274億2,900万円 (2024年3月期)[1] |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | 永谷園ホールディングス 100% |
関係する人物 | |
外部リンク | https://www.nagatanien.co.jp/ |
「永谷園」の起源は江戸時代の山城国湯屋谷村(現:京都府綴喜郡宇治田原町)で煎茶の製法を開発した永谷宗七郎(のちの永谷宗円)[2]にさかのぼる。
製茶業や茶量の切り売りなどを経たのち、1953年(昭和28年)4月、宗円の10代目にあたる永谷嘉男によって創業された。
1952年(昭和27年)から発売が開始された「お茶づけ海苔」で「永谷園」の経営を不動のものにした。業界で初めてフリーズドライ方式の即席味噌汁を開発したのも永谷園である。
その他、事業所所在地を参照。
年度 | 出来事 |
---|---|
1952年(昭和27年) | 「江戸風味 お茶づけ海苔」(現:永谷園のお茶づけ海苔)発売開始。 |
1953年(昭和28年)4月 | 株式会社永谷園本舗設立。 |
1974年(昭和49年) | 粉末タイプの即席みそ汁「あさげ」発売[3][4] |
1976年(昭和51年)12月 | 東京証券取引所第二部に上場。 |
1979年(昭和54年) | 「味ひとすじ 永谷園」のキャッチコピーを使用開始。 |
1982年(昭和55年) | 岡山工場竣工。 |
1983年(昭和58年)4月 | 東京証券取引所第一部に上場。 |
1986年(昭和61年) | 株式会社オリエント興産(現:株式会社永谷園プロパティ)設立。 |
1992年(平成4年)10月1日 | 株式会社永谷園に商号変更[5] |
2003年(平成15年)4月 | ISO 9001の認証を取得。 |
2004年(平成16年) | ブランド・ステートメントを導入 |
2005年(平成17年)12月28日 | 永谷嘉男創業者名誉会長が逝去 |
2007年(平成18年) | 永谷園生姜部 発足。 |
2008年(平成20年)9月 | 藤原製麺株式会社の株式51%を取得し連結子会社化、同社と子会社「株式会社ふじの華」(2015年3月、藤原製麺が吸収合併)が永谷園グループ傘下に入る。 |
2012年(平成24年) | 「お茶づけ海苔」発売60周年を迎える。5月17日を「お茶漬けの日」と制定し、日本記念日協会に登録。 |
2013年(平成25年)4月 | 株式会社麦の穂ホールディングスの全株式を取得[6]。 |
2015年(平成27年)10月 | 持株会社体制に移行。(旧)株式会社永谷園を株式会社永谷園ホールディングスに、株式会社永谷園分割準備会社(2015年4月設立[7])を(新)株式会社永谷園に、それぞれ商号変更。吸収分割により、食料品の製造、販売事業を(新)株式会社永谷園に継承[8]。 |
2021年(令和3年)10月 | 永谷園本体の2工場を吸収分割で同年4月1日に設立した株式会社永谷園フーズに譲渡、生産子会社(株式会社サンフレックス永谷園、株式会社花笠食品、株式会社オクトス、株式会社ニシエイ、株式会社永竹)を永谷園フーズに合併し事業開始[9]。 |
2024年(令和6年)9月 | 上場廃止[10]。 |
1953年(昭和28年)の創業以来、コーポレートアイデンティティ (CI) として「永谷園」のロゴ表記は筆文字を使用しているが、2004年(平成16年)に現在のブランド・ステートメント「味ひとすじ 永谷園」が導入され、「永谷園」の上に「味ひとすじ」の文字が入り、下には永谷園の英文表記(Nagatanien)のNをモチーフにした力強い躍動感のある「N」が配置されている。テレビを中心に全国規模のマーケティング、広告を積極的に行う企業である。
テレビコマーシャルなどではNの文字が速く描かれるアニメーションとともに、お茶づけ海苔を振りかける「サッサッ」という音を表現したサウンドロゴが流れる。
2004年のCI制定前、1989年発売のカレー『Tarzan』(Tarzanとのコラボレーション商品)の雑誌広告やCMでは、ゴシック体表記の「永谷園」を使用していた[11]。また、1993年発売のJリーグカレーでは、"NAGATANIEN"の斜体ロゴを使用していた[12]。
この他、大相撲の懸賞にも提供していることでも知られ、呼び出しが身に付けている着物の社名広告も担当している。大相撲力士では、これまで高見山大五郎(先代東関親方)、高見盛精彦(現:東関親方)、照ノ富士春雄がCM出演していて、現在は遠藤聖大がCM出演している。
など
など
など
おもに子供向け番組に関連した商品を多く製造・販売している。キャラクター商品には菓子等と同様、シールなどのおまけがついている。
※マリオ関連商品は後述タイアップの項・帰ってきたマリオブラザーズも参照
※ ドラえもん茶漬け、ポケモンお茶漬けにはそれぞれ「ドラえもん」と「ピカチュウ」の形をした蒲鉾が入っていた。
(主に飲食店における販売用)
1980年代後期より、日本食糧新聞社主催の「食品ヒット大賞」などをはじめ食品関連の賞に数多くノミネートされており、受賞歴も多い。以下はその主な受賞。
永谷園のCMは、食事のシーンをダイナミックなカメラワークと音で表現したものが多い。特に1998年頃より放送された熱々のお茶漬けをひたすら掻き込むCM[注釈 6]は話題となり[26]、以後他商品でも似た様なCMがつくられた。また30年以上に渡って出演した和田アキ子と同じホリプロ所属の俳優・タレントも多く出演している(現在)。
(50音順)
テレビCM出演者[27]
など
現在、全て定期枠では提供されていない。
(日本テレビ系)
(TBS系)
(フジテレビ系)
(テレビ朝日系)
(テレビ東京系)
ほか (独立テレビ局)
ほか
ほか
永谷園は2000年(平成12年)から大相撲の懸賞金を出しており、オーナー企業らしく一場所あたり200本以上もかける大口スポンサーである[35]。土俵上を永谷園の懸賞幕が巡る光景は、NHKのテレビ中継でもたびたび目にすることができる。
CMには、東関部屋所属の高見山や高見盛が出演しており、高見盛のCM放映にあたっては、彼の取組全てに5本もの懸賞がかけられていた。高見盛は引退したのちも、振分親方としてCMに出演している。
現役力士では2019年現在は遠藤(追手風部屋所属)がCM出演している。
など
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