B40(ビーよんじゅう)は、本の判型である。新書判。JISにはないデファクトスタンダードである。
仕上がり寸法103×182mmとされるが、実際は幅がある範囲の判型がB40や新書判と呼ばれる。
本来のサイズ
B列の派生で、B6(128×182)と縦は同じで、横は4/5である。
言い換えると、B1(728×1030)を横にしたサイズ(1030×728)の、横は1/10、縦は1/4である。つまり、B1を原紙として10×4=40枚取れる。これが「B40」の名の由来である。ちなみに、B6は8×4=32枚取れる。
文庫に使われるA6(105×148)と横がほぼ同じである。これは、B列がA列の1.5倍の面積、つまり縦横が√1.5=1.225≒5/4倍であることが理由である。
使用
新書に使われるため、新書判、新書サイズとも言われる。また、一部の漫画単行本にも使われる。少年誌・少女誌の、いわゆる「小」サイズである。
ただし、実際は「B40」や「新書判」と呼ばれる本のサイズはさまざまである。特に、厳密なB40より縦に短いことが多く、しばしば岩波新書等の105×173が標準とされる。
脚注
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