葉柄
ウィキペディア フリーな encyclopedia
葉柄(ようへい、英語: petiole[1][2][3], leaf stalk[1])は、植物において葉身と茎を接続している小さな柄状の部分[1][2]で、葉を構成する器官の一つである[4][5]。葉は基本的に葉身、葉柄、托葉の3器官からなり[4]、葉柄は葉身を支え[6]、茎と葉身の間で水、栄養物質、同化物質が移動するための通路として機能している[1][3]。葉柄はしばしば托葉をもつが、双子葉植物の葉でよく発達し、木本の40 %、草本の20 %の種が持つとされる[4]。
マメ科など向位運動を起こして葉身を日光の方向へ向けたり[3]、葉柄の長さの小さな変化により葉身の向きを変える種もいる[7]。
複葉では小葉を付ける葉の中心軸は葉軸(ようじく、rachis, rhachis)といい、複葉における小葉の柄は小葉柄(しょうようへい、petiolule)と呼ばれる[8]。