山形俊男
研究者 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
山形 俊男(やまがた としお、1948年3月25日 - )は、日本の理学者。第42代東京大学理学系研究科長・理学部長、東京大学名誉教授。専門は気候力学、海洋物理学、地球流体力学。栃木県出身。
海洋の渦や木星の大赤斑等の非線形現象の研究を経て、1980年代初頭にエルニーニョ現象の基本的な発生メカニズムをプリンストン大学のサミュエル・ジョージ・フィランダー教授らと世界に先駆けて提唱した。世界の異常気象に影響を与えるダイポールモード現象や太平洋のエルニーニョもどき現象を発見し命名する等、世界の気候の自然変動(climate variability)研究の指導的立場にある。