女流新人賞
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女流新人賞(じょりゅうしんじんしょう)は、1958年、三枝佐枝子を編集長とする『婦人公論』を発表の場として中央公論社が新設した応募型新人文学賞。1956年創設の中央公論新人賞に続くもので、1997年第40回まで続いて廃止された。
第2回受賞作は、武智鉄二の妻だった、シナリオ作家の西村みゆきの「針のない時計」だったが、同作が『婦人公論』誌上に発表されると、部分的にウィリアム・フォークナーの作品と同じ文章があると指摘を受け、受賞が取り消され、二位だった南部きみ子の作品が受賞作となった。
第30回受賞の北原リエは元にっかつロマンポルノ女優であり、また第38回受賞(1995年)の「空を失くした日」は阪神・淡路大震災を描いて話題となった。