大文字の他者
ウィキペディア フリーな encyclopedia
大文字の他者(おおもじのたしゃ、仏: Grand Autre)とは、フロイトの大義派(通称:ラカン派)(仏:école de la Cause freudienne / Lacanien)の精神分析理論で用いられる概念の一つである。
想像界(仏:l'imaginaire)のなかで主体(仏:Sujet)を規定し、小文字の他者(仏:petit autre)や対象a(仏:objet a)と対峙しているもの。
世界に生まれ出たかぎり、人間というものが、いかなる人間関係を結ぶに際しても受け入れなければならない、共通する第三者のことをさす。