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化学用語 ウィキペディアから
塩橋(えんきょう)は、化学用語。電気化学と生化学で異なる意味を持つ。
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電気化学における塩橋は、陽極と陰極の半電池を結ぶ伝導性の相。実験室ではガラスの逆U字管などに塩化カリウム(電極系の溶液と接触して反応する場合は硝酸カリウム、または硝酸アンモニウム)などの塩類溶液を満たし、管の両端をゼラチンや寒天で固めたり、綿やろ紙を詰めるなどして溶液間で混合することを少なくし、かつイオンの交換が可能な状態を作り出す。
ガルバニ電池#概要 も参照。
生化学における塩橋は、タンパク質の中でカチオン性の残基(アルギニン、リシン)とアニオン性の残基(アスパラギン酸、グルタミン酸)の間に働く弱いイオン性相互作用のこと。タンパク質の高次構造を安定化させる。
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