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火山岩(かざんがん、英: volcanic rock)は、マグマ由来の岩石(火成岩)のうち、火口近くで急激にマグマが冷えて固まったもの。多くは火山から噴出されてできるため、噴出岩(ふんしゅつがん、effusive rock)ということもある。対応する火成岩の深成岩に比べ、岩石中の鉱物の粒が小さいことと、石基を持つ点が異なる。
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火山岩という名称は火成岩とまぎらわしいが、火成岩は火山岩や深成岩を含む、マグマからできた岩石の総称である。
火山岩には、斑晶(はんしょう、phenocryst)と石基(せっき、groundmass)が含まれることが多い[1]。斑晶や石基から構成される組織を斑状組織(はんじょうそしき、porphyritic texture)という[1]。
斑晶は、粗粒の結晶で、噴出前にマグマだまり内で結晶化されたものである[2]。石基は、細粒の鉱物やガラスにより構成されている部分のことで[1]、火山噴出時に急冷されることで形成された[2]。
加熱すると冷めにくいことから、余剰電力で火山岩を750℃程度に熱し、必要な時に取り出した熱で蒸気タービンを回して発電する「岩石蓄電」に使われる[3]。
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