家なき子 (1994年のテレビドラマ)
1994年の日本のテレビドラマ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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TBS制作、坂口良子主演のテレビドラマについては「家なき子 (1974年のテレビドラマ)」をご覧ください。 |
『家なき子』(いえなきこ)は、1994年と1995年に日本テレビの土曜グランド劇場で制作・放送されたテレビドラマ。また、ドラマのヒットを受けて1994年12月17日には劇場版が公開されている(後節参照)。
家庭内暴力を受けている小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく様を描いた物語である。
当時12歳だった安達祐実の出世作としても知られている。特に主人公・相沢すずの「同情するなら金をくれ!」という劇中の台詞が、新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームとなった[1]。だが、その一方で後述のように過激な暴力・いじめのシーンが批判の対象となり、内容が社会的議論も巻き起こした。また、内藤剛志の強烈でインパクトのある役も話題となり、シリーズ第1作は平均視聴率24.7%、最高視聴率37.2%(最終話)を記録するなど、「土曜ドラマ」枠としては平成初期の最大のヒット作となり、さらにシリーズ第2作も引き続き人気を保ち平均視聴率22.5%、最高視聴率31.5%(最終話)を記録している(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。
テレビ版シリーズ2作と劇場版が製作されており(シリーズ第1作→劇場版→シリーズ第2作の順)、3部作構成となっていた。初期こそエクトール・アンリ・マロの児童文学作品『家なき子』へのオマージュがあったが、シリーズ第2作ではサスペンスやサイコスリラー、教育問題などオリジナル路線を強めていった。
なお、本作は前述の児童文学を同局が制作したアニメシリーズおよび、1974年10月1日〜1975年3月25日(火曜19:00 - 19:30、JST)にTBS系列で放送されていた、坂口良子主演のテレビドラマと直接の関係はなく、内容も別物である。