中央気象署震度階級
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中央気象署震度階級(CWASIS、ちゅうおうきしょうしょしんどかいきゅう、中国語: 交通部中央氣象署地震震度分級)は、台湾で使用される地震の震度階級である。中華民国交通部中央気象署が、1999年の集集地震発生後の2000年に制定した。当初は、1996年9月30日以前の、日本の旧・気象庁震度階級を参考にした震度0級から7級までの8段階の震度階級であった[1]。この震度階級は最大地動加速度 (PGV)を単純に換算したものであったが、この計算方法では短周期地震動による瞬間的な加速度によって、観測震度から予想される被害状況と実際の被害状況に著しい差異が生じることが多くなっていた。これを是正するため2020年1月1日より、震度5級以上を観測した地点は短周期地震動をローパスフィルタに通して震度と対応する被害状況に近づけさせるよう計算方法を変更し、また震度階級も改正気象庁震度階級と同様の5弱、5強、6弱、6強に細分した震度0級から7級までの10段階の震度階級に変更された[2]。