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レモンティー(Tea with lemon )は、レモンの果実のスライスまたは果汁を入れた茶飲料。アメリカ合衆国にルーツを持つ紅茶の飲み方と言われている。主に紅茶を淹れたものにレモンを加えるが、台湾などでは緑茶を淹れたものにレモンを加える場合もある。
日本では、ストレート、ミルクと並んで紅茶の代表的な飲み方の一つ。
日本においてレモンティーが普及するきっかけになったのは、サンキストが日本におけるレモン消費量を増やす為に、カリフォルニアの一部の農家がしていた紅茶にレモンを入れるという習慣を女性誌に掲載したことである。
レモンには疲労回復の効果があると言われており、芳香を目的に飲まれることもある。
イギリスに本社を置く紅茶大手販売会社のトワイニング社では、アールグレイにオレンジピール、レモンピール、矢車菊の花を加えたブレンド茶葉であるレディグレイを販売しており、人気となっている[1]。
元々紅茶を旧世界側に伝えたオランダを始め、ドイツ、ポーランド、デンマーク等の大陸側ゲルマン諸国ではレモンを浮かべたり絞ったりするのは紅茶のポピュラーな飲み方で、温冷問わず好まれている。これらの国々ではスーパーマーケットでもリプトンブランドのペットボトル入り「Iced Tea with Lemon Flavor」のみならず、紅茶大手Pickwickのフリーズドライレモンを添加したティーバッグが定番商品として常置されている。ビュッフェや立食形式、カフェテリアなどでも紅茶をサーブする場所には必ず鉢に盛ったレモンが備えてあり、近くにミルクはあっても大抵コーヒー用のものである。ポーランドに至ってはカフェ等のメニューにミルクティーなどが書かれている事は殆ど無く、紅茶を頼めばデフォルトでレモンを添えてサーブされる。南北アメリカ、アフリカ南部等もオランダ・ドイツ系移民の多い影響もあり多くの地域で同様である。またイタリア、アルバニア等では夏場にアイスティー(the'freddo)がよく飲まれるが、大半がレモンティーであり、残り僅かをアップルティー、ピーチティー、マンゴーティーが分け合う程度である。
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