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オランダの州 ウィキペディアから
リンブルフ州(リンブルフしゅう、Limburg [ˈlɪmbʏrx] ( 音声ファイル))は、オランダ南東部の州。州都はマーストリヒト。北はヘルダーラント州、北西は北ブラバント州。南西はベルギーのリンブルフ州、南はベルギーのリエージュ州、東はドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州と境界を接する。
州名の由来は、リンブルフを参照。
現在リンブルフ州となっている地域は、中世期には神聖ローマ帝国を構成する複数の領邦国家(リンブルク伯領、ブラバント公国、ゲルデルン公国、ユーリヒ公国、リエージュ司教領、ケルン大司教領)によって分割統治されていた。その後、カール5世によって、ネーデルラント17州がハプスブルク家の支配下に統合される。リンブルフはナポレオンの時代にフランス帝国に併合されるが、1815年、ウィーン会議によりネーデルラント連合王国領となる。1830年にネーデルラント南部諸州がベルギーとして独立すると、リンブルフは州都マーストリヒト以外の全域がベルギーの実効支配下に置かれた。1839年、ロンドン条約が締結され、リンブルフの東側半分をオランダ領、西側半分をベルギー領として分割されることになった。オランダ側のリンブルフは、1866年まで「リンブルク公国」の名でドイツ連邦に加盟した。「公国」の名は、その後も1906年まで州の公式名称であった。
第一次世界大戦ではオランダの中立政策が成功し、被害を免れたが、第二次世界大戦では州の全域が戦場となり、両軍の兵士のみならず多くの民間人が犠牲となった。
1991年12月7日、欧州共同体(EC)首脳会議がマーストリヒトで開催され、欧州連合(EU)創設、通貨統合を目的とするマーストリヒト条約を採択、翌1992年2月7日に調印した。
北部ではマース川が中央を縦断し、南部ではマース川がベルギーとの国境となり、その東側が領域となる。オランダ12州の中で最も標高の高い土地である。
リンブルフ州に本拠地を置くプロサッカークラブ。1部リーグ(エールディヴィジ)と2部リーグ(エールステ・ディヴィジ)の双方を含む。
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