ラミアー
ギリシア神話に登場する女性 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、ギリシア神話に登場するリビュアの女怪について説明しています。その他の用法については「ラミアー (曖昧さ回避)」、「ラミア」をご覧ください。 |
ラミアーまたはラミア(古希: Λαμία, Lamiā)は、ギリシア神話に登場する古代リビュアの女性で、ゼウスと通じたためにヘーラーによって子供を失い、その苦悩のあまり他人の子を殺す女怪と化した。眼球を取り出すことができるが、これはヘーラーに眠りを奪われた彼女にゼウスが与えた能力ともいわれる。「ラミア」は古くから子供が恐怖する名として、しつけの場で用いられた。
後の時代には、青年を誘惑して性の虜にしたあとこれを喰らう悪霊エンプーサの代名詞のひとつに使われた。誘惑のラミアーは、若者を喰らうのでヴァンパイアと比喩される。
他にもリビュア神話の人食いの女蛇の一族がラミアー類とされ、アポローンが都市アルゴスに差し向けた子供を喰らう怪物も、ラミアーの別称で呼ばれたり、体の一部が蛇だと記述される。