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A・S・ヤコヴレフ記念試作設計局(Опытно-конструкторское бюро имени А.С. Яковлева オーカーベー・イーミェニ・アリクサーンドラ・スィルギェーイェヴィチャ・ヤーカヴリェヴァ)は、ソビエト連邦・ロシア連邦の航空機メーカーである。
略称 ОКБ им. А.С. Яковлева。単にヤコヴレフ設計局、ヤコヴレフまたはヤクという略称でも呼ばれる。アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ヤコヴレフ(1906年–1989年)が開設を命ぜられた。
初期の開発機であるAIRシリーズの成功によりYak-1戦闘機の設計を命ぜられ、第二次世界大戦から朝鮮戦争まで「ヤク戦闘機」はソ連戦闘機の代名詞であった。だが、その後は政治的な理由もあり恵まれず、軍用機分野の前面からはほとんど追い出された形となった。逆に旅客機分野では大きな躍進を見せ、Yak-40やYak-42では東側随一の成功を収めている。また、イルクートと共同でMS-21の開発が進められている[1]。他の設計局と違い、旅客機、戦闘機、VTOL機、早期警戒機、ヘリコプターといった殆ど全ての種類の航空機を設計した唯一の設計局でもある。
ソビエト連邦の崩壊後には注文が激減したこともあり、第二次世界大戦時のレシプロ戦闘機のレストア部品を製造したり、海外から航空機部品の製造を受注するなど、新たな事業を行っていた。ロシアの航空業界再編の動きの中で、2004年にイルクートに買収され、最終的に統一航空機製造会社の傘下となった。
※表記は「日本語のローマ字表記(ソ連科学アカデミー;ロシア語表記)」の順。ただし、日本語表記とソ連科学アカデミーの表記が同じ場合は後者を省略。
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