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毛ばたき
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毛ばたき(けばたき)または羽ばたきは、針金で羽毛が巻き付けられた木製の柄からなる掃除用具である。はたきの一種。羽毛の長さはほとんどの場合36から81 cmである。毛ばたきの中には柄ではなく羽毛を格納できるケーシングを持つものもある。羽毛はダチョウやニワトリのものが使われる。
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毛ばたきは柔らかい箒やブラシと同じ機能を発揮するが、(絵画やペーパークラフトといった)繊細な表面からや(磁器やガラス製品といった)壊れやすい品物の周りに積った塵や埃を取り除くことだけを意図して作られている。毛ばたきは締まった領域や半端な部分や隅が多い部分の掃除に適している。個々の羽毛は柔軟で周囲を乱すことなく隙間に届き、細かい小羽枝がほこりを集めて取り除く「指」として働く。また、対象に直接触れずに毛ばたきで起こす風でちりを飛ばす掃除方法もある[1]。
ダチョウ製やニワトリ製の毛ばたきは自動車のほこりを払う道具としても使われる[2]。
掃除用具としての用途の他、農業において、バラ科の自家不和合性果実(リンゴ、ナシ、モモ、ウメ、サクランボなど)の栽培では、開花期に主力品種と受粉品種の樹を毛ばたきで交互に軽くなでて受粉させる「毛ばたき式人工受粉」が必須の技術となっている[3]。