ドゥルグックァ (バンド)
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ドゥルグックァ(들국화、日本語:野菊)は、ボーカルのジョン・イングォン、ベースのチェ・ソンウォン、キーボードのホ・ソンウク、ギターのジョ・ドックァン、ドラムのジュ・チャングゥオンらが1985年に結成した、韓国のポップス・ロック音楽グループ。 80年代韓国の最高のロックバンドの一つに数えられる。
概要 ドゥルグックァ, 出身地 ...
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1985年9月、「それだけが私の世界 (그것만이 내세상)」、「行進 (행진)」をはじめとして、アルバム全曲がヒットとなった伝説的な第1集を発表したが、2集の失敗の後、メンバー間の音楽性の違いで解散となった。彼らの音楽は、以降のミュージシャン大きな影響を与え、2001年には後輩の歌手たちによるトリビュート・アルバムが制作された。
1980年代の軍事政権の下で、あたりさわりのないバラードやトロットが主流の大衆音楽界に対して、反抗的な歌詞と絶叫するようなボーカルを前面に出した、韓国的なロックを披露した。また、彼らの音楽は、当時の主な音楽の流通経路となっていたテレビ放送を通してではなく、アルバムとライブを通じて知られ、とてつもない反響を受け、韓国で初めてアンダーグラウンドの音楽の可能性を開くこととなった。彼らのデビューアルバムであり、韓国音楽史の記念碑として評価される、1集『行進 - 행진』は2007年『京郷新聞』にて選定された、韓国大衆音楽100台名盤で1位を勝ち取り、再び話題となった。