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ドイツ人民警察
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ドイツ人民警察(ドイツじんみんけいさつ、Deutsche Volkspolizei, DVP)は、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の警察機関。人民警察は東ドイツにおける法執行機関であったが、同時にその組織構造から準軍事組織と見られることも多い。西側の法執行機関と異なり、人民警察は軍事訓練を受けた装甲兵員輸送車部隊や砲兵部隊を備えていた。
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公共秩序及び利益のみならず党及び体制の維持を目的としており、いずれの東ドイツ市民も下士官になることはできたが、将校団の一員となるにはドイツ社会主義統一党(SED)の党員である必要があった。第二次世界大戦後、人民警察はナチス・ドイツの秩序警察及び刑事警察を引き継いで設立され、ドイツ再統一後に廃止された。
東ドイツ市民は人民警察を「Bullen(雄牛ども、いわゆる「サツ」)」や「die Grünen(緑色の人たち。ドイツ警察の伝統的なシンボルカラーにちなむ)」などの愛称で呼んだ。また、日刊のタブロイド新聞ビルト紙の記事によれば、一般にはVolkspolizeiの頭文字からVoPo (フォーポー、英語ではヴォポ) と呼ばれていたという。東ドイツ市民によるアネクドートにおいては、人民警察官はあまり頭がよくない、というステレオタイプが定番であった。