コール酸
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コール酸(コールさん, cholic acid)は化学式 C24H40O5、分子量408.579のステロイドで代表的な胆汁酸である。一次胆汁酸の一種で、アミノ酸とのアミドを作り、それらは多くの生物で見つかっている。水にはほんの少しだけ溶ける。消化液(胆汁)の成分として、脂質の消化吸収を助ける役割を持っている。CAS登録番号は [81-25-4]。
概要 コール酸, 識別情報 ...
コール酸 | |
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(R)-4-((3R,5S,7R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)- 3,7,12-trihydroxy-10,13-dimethylhexadecahydro-1H- cyclopenta[a]phenanthren-17-yl)pentanoic acid | |
別称 3α,7α,12α-trihydroxy-5β-cholanoic acid | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 81-25-4 |
ChemSpider | 192176 |
UNII | G1JO7801AE |
E番号 | E1000 (追加化合物) |
KEGG | D10699 |
ATC分類 | A05AA03 |
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特性 | |
化学式 | C24H40O5 |
モル質量 | 408.57 g/mol |
融点 |
200-201 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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コール酸はコレステロールの代謝によって肝臓で作られ、胆嚢に送られ、十二指腸に分泌されて、その一部が微生物によって代謝され、デオキシコール酸等の二次胆汁酸となる。