ギブズ・デュエムの式ウィキペディア フリーな encyclopedia ギブズ-デュエムの式(英: Gibbs–Duhem equation)とは、熱力学的な系において化学ポテンシャルの変化量に対して成り立つ関係式のことである。二人の物理学者、ウィラード・ギブズとピエール・デュエムに由来する。 ∑ i N i d μ i = − S d T + V d p {\displaystyle \sum _{i}N_{i}\mathrm {d} \mu _{i}=-S\mathrm {d} T+V\mathrm {d} p\,} ここでNi は成分iの粒子数、pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、μiは成分iの化学ポテンシャル、Sはエントロピーである。示強性変数p, T, μiを完全に独立に変化させることはできず、この式を満たすようにしか変化できない。 特に定温・定圧下では以下のような簡単な形になる。 ∑ i N i d μ i = 0 {\displaystyle \sum _{i}N_{i}\mathrm {d} \mu _{i}=0\,}
ギブズ-デュエムの式(英: Gibbs–Duhem equation)とは、熱力学的な系において化学ポテンシャルの変化量に対して成り立つ関係式のことである。二人の物理学者、ウィラード・ギブズとピエール・デュエムに由来する。 ∑ i N i d μ i = − S d T + V d p {\displaystyle \sum _{i}N_{i}\mathrm {d} \mu _{i}=-S\mathrm {d} T+V\mathrm {d} p\,} ここでNi は成分iの粒子数、pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、μiは成分iの化学ポテンシャル、Sはエントロピーである。示強性変数p, T, μiを完全に独立に変化させることはできず、この式を満たすようにしか変化できない。 特に定温・定圧下では以下のような簡単な形になる。 ∑ i N i d μ i = 0 {\displaystyle \sum _{i}N_{i}\mathrm {d} \mu _{i}=0\,}