オイルマネー
主にOPEC加盟国の石油輸出による経常黒字で蓄積された資本 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
オイルマネー(oil money)とは、主にOPEC加盟国の石油輸出による経常黒字で蓄積された資本のことで、1973年のオイルショック後に発生した。国際的な原油取引市場ではアメリカ合衆国ドルが国際決済通貨のほとんどを占めることからオイルダラーとも呼ばれる。OPECには中東諸国が多いため、中東のアラビア資本をさすことが多い。
英語では、石油を意味するpetroleum(ペトロリアム)と、アメリカ合衆国ドルを意味するdollar(ダラー)とを合成したPetrodollar(ペトロダラー)という呼称である。ただし、原油取引の国際決済通貨としてユーロなどの地位も幾分かあるため、場合によってはoil moneyやpetrocurrencyなどとも呼称される。