アルカディア
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この項目では、古代ギリシアの地名および伝承上の理想郷について説明しています。現代ギリシャの行政区域については「アルカディア県」を、その他の用法については「アルカディア (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アルカディア(古代ギリシア語: Ἀρκαδία[1])は、ギリシャのペロポネソス半島中央部にある古代の地域名。後世に牧人の楽園として伝承され、理想郷の代名詞となった。名称はギリシア神話に登場するアルカス(アルカディア人の祖)に由来する。アルカジア、英語風にアルケイディア、アーカディア、アーケイディア等と表記される場合もある。ラテン文字による翻字には「Arcadia」と「Arkadia」の2種がある(詳細については後述)。
ラテン語の名言である「Et in Arcadia ego」とは、「私(死神)はアルカディアにおいてでさえも、存在している」という意味であり、生のはかなさと死の不可避性を説いたメメント・モリの一例である。