それでも地球は動く
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「それでも地球は動く」(それでもちきゅうはうごく、イタリア語: E pur si muoveまたはEppur si muove エップル・スィ・ムオーヴェ)は、イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが、1633年に開かれた2回目の異端審問(宗教裁判)の際につぶやいたとされる言葉であるが、同時代の記録には記載されておらず、最初に文献に現れるのは18世紀後半のことである。青木靖三や君塚直隆などもこの言葉を述べたという事実はないとしている。
日本語には「それでも地球は動いている」「それでも地球は回る」「それでも地球は回っている」などと訳されることもある。ただし、「E pur si muove」は直訳すれば単に「それでも動く」であり、「地球」(Terra)という語は含まれていない。仮に「地球」という語を入れれば「E pur la Terra si muove」となる。