高温工学試験研究炉 とは、日本原子力研究所 が茨城県大洗町に建設した研究用原子炉である。炉の形式は、冷却材としてヘリウムを利用した黒鉛減速ガス冷却炉である。IS法による熱化学水素製造の研究を行う。この形式の高温ガス炉としては日本唯一であり、3万キロワットの熱出力により950℃のガスを生み出し、原子力発電は行わない。燃料集合体は、ペブルベット型とは異なる六角柱型となっている。