二子宿
神奈川県川崎市高津区二子に位置する大山道の宿場二子宿(ふたごしゅく)は、武蔵国橘樹郡二子村(現在の神奈川県川崎市高津区二子)にあった矢倉沢往還(大山道)の宿場(継立場)の一つ。1669年(寛文9年)に、隣接する溝口村とともに継立村に指定され、毎月1日から20日までは溝口村が、21日から月末までは二子村が伝馬の継立を担当した。1681年(延宝9年)に久地村、諏訪河原村、久本村、末長村の4ヶ村が助郷村となった。二子村は多摩川の右岸に位置し、かつては二子の渡しで多摩川を渡った。上宿・中宿・下宿に分かれて軒を並べ、大水による川止めの時に泊まれる民家があった。
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