動詞: 降る
ふる【降る】
- (物体等が)上から落ちてくる。特に雨、雪、霰などがまとまって落ちてくる。
- 午後から雨がふる。
- 街に枯葉が降る。
- 「今も降ってるかな」「もうやんだよ」
- 霜がおりる。
- 光が注ぐ。
- (予期せぬ出来事が)自分の身に起こる。
- (「ふるように」「ふるほど」の形で)多く押し寄せるさま。
活用
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各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | ふらない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | ふろう | 未然形音便 + う |
丁寧 | ふります | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | ふった | 連用形音便 + た |
言い切り | ふる | 終止形のみ |
名詞化 | ふること | 連体形 + こと |
仮定条件 | ふれば | 仮定形 + ば |
命令 | ふれ | 命令形のみ |
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動詞: 振る
ふる【振る】
A: ものをその軌道が何らかの円弧を描くように動かす。
- 〔ある程度の大きさの物体ヲ〕物体の一部を持つなどして固定し、手首・肘または肩を中心に前後・左右または上下に動かす。
- 〔からだの一部ヲ〕体の一部を関節などを中心に前後・左右または上下に動かす。
- 〔方向性を持つ物体ヲある方向ニ〕物体の向きをある方向に変える。*語義A-1の動作に含まれる、〈向きを変える〉という部分が注目されている。
- (将棋)序盤において飛車を横に動かす。
B: 語義Aの動作をすることで発生する遠心力によって、ものを離脱させる。
- 〔ある程度小さい物体ヲ〕物体を持って手首を中心に上下に動かし、下方に撒き散らしたり投げたりする。振り撒く。
- 〔ひとニ役ヲ〕割り当てる。*語義B-1の〈下方に投げる〉という部分が〈上位者が下位者に役を与える〉という意味へ隠喩的に拡張した。
- 〔手にしている、または手にする可能性のある地位や状況ヲ〕失う、または自らの意志で捨てる。*語義B-1の動作に含まれる〈手にしているものの離脱〉という局面が、〈手にしているものの喪失〉と捉えられ、さらに〈抽象的な喪失〉の意味へ変化した。
- 昇進をふって筋を通す。失言で大臣の地位を棒にふる。
- 〔誘ってくる相手ヲ〕相手の誘いを断る。特に、求愛を断る。*語義Bの一種である〈付着物を振り払う〉から〈相手を拒絶する〉へ隠喩的に拡張した。
活用
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各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | ふらない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | ふろう | 未然形音便 + う |
丁寧 | ふります | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | ふった | 連用形音便 + た |
言い切り | ふる | 終止形のみ |
名詞化 | ふること | 連体形 + こと |
仮定条件 | ふれば | 仮定形 + ば |
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