こよみ

日本語

語源

「日読み（かよみ）」が定説（谷川士清『和訓栞』）。一日・二日と正しく数えるの意。

発音

• (東京式) こよみ​ [kòyómíꜜ] (尾高型 – [3])
• (東京式) こよみ [kòyómí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ko̞jo̞mʲi]
• (京阪式) こ​よみ

名詞

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こよみ【暦】

1. 時間の流れを年・月・週・日といった単位に当てはめて数えるように体系付けたもの。
2. その構成の方法論や、それを記載した暦書・暦表。カレンダー。
   • 暦の上では、きょうが立秋というのであるが、三日ほど降りつづいて晴れた後は、さらにカンカン天気が毎日つづいて、日向へ出たらば焦げてしまいそうな暑さである。（岡本綺堂『西瓜』）
3. さらに、そこで配当された各日ごとに、月齢、天体の出没の時刻、潮汐の時刻などの予測値を記したり、曜日、行事、吉凶を記したもの。
   • 私はあるところで「こよみ」を見せてほしいといった。すると「こよみ」とはあなたらしくもない。運勢でも調べるのですかと問われた。来月の某日が何曜日になるかを見たいのだと答えると、それならば「カレンダー」で間に合うでしょうというのである。（九鬼周造『外来語所感』）
4. 転じて時間の経過、日数。
   • 幸福な、そして豪華な生活に、私たちは暦を忘れて遊び廻った。が、このような生活もいつしか飽きを覚える時が来た。勘定してみると、丁度三ヶ月の月日が経っていた。（海野十三『大脳手術』）
5. 年齢の婉曲表現。
   • 見たところはせいぜい十七、八のあどけない若粧りであるが、彼女がまことの暦は二十歳をもう二つも越えていた。（岡本綺堂『両国の秋』）

関連語

• 暦本
• 暦法
• 暦注

翻訳

• アルメニア語: օրացույց ^(hy) (ōracʿuycʿ)
• 英語: calendar ^(en)

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古典日本語

発音

三拍名詞四類^(?)

• (平安時代)こよみ
• (南北朝時代)こよ​み
• (室町時代)こよ​み
• (江戸時代)こよ​み

名詞

こよみ【暦】

1. （現代語に同じ）こよみ。