あきれる

ウィクショナリーから

日本語

動詞

れる, れる(あきれる)

  1. (やや古)意外直面して、驚いたり出なくなったりする。呆然とする。
    • 彼女(=おげん)は掴(つか)ませるつもりもなく、熱い火箸をおさだに掴ませようとした。/「熱」/とおさだは口走ったが、その時おさだの眼は眼面(まとも)におげんの方を射った。/「気違いめ」/とその眼が非常に驚いたように物を言った。おさだは悲鳴を揚げないばかりにして自分の母親の方へ飛んで行った。何事かと部屋を出て見る直次の声もした。おげんは意外な結果呆(あき)れて、皆なの居るところへ急いで行って見た。(島崎藤村ある女の生涯』)
  2. 程度の低いものやが過ぎるものを見聞きするなどして、うんざりしたり、困惑したり、ばかばかしく思ったりする。唖然とする。仰天する。

活用

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あき-れる 動詞活用表日本語の活用
ラ行下一段活用
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
あきれるれるれれれろ
れよ
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各活用形の基礎的な結合例
意味語形結合
否定あきれない未然形 + ない
意志・勧誘あきれよう未然形 + よう
丁寧あきれます連用形 + ます
過去・完了・状態あきれた連用形 +
言い切りあきれる終止形のみ
名詞化あきれること連体形 + こと
仮定条件あきれれば仮定形 +
命令あきれろ
あきれよ
命令形のみ
閉じる


翻訳

驚く
愕然となる
唖然とする
  • 英語: be dumbfounded
うんざりする
精神的打撃を受ける
  • 英語: be shocked
びっくりする

関連語

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