説得』(せっとく、Persuasion)は2022年に配信されたアメリカ合衆国ドラマ映画。監督はキャリー・クラックネル、主演はダコタ・ジョンソンが務めた。本作はジェーン・オースティン1817年に発表した同名小説を原作としている。

概要 説得, 監督 ...
説得
Persuasion
監督 キャリー・クラックネル
脚本 ロナルド・バス
アリス・ヴィクトリア・ウィンスロー
原作 ジェーン・オースティン説得
製作 アンドリュー・ラザー
クリスティーナ・ヴァイス・ルーリー
製作総指揮 エリザベス・カンティロン
マイケル・S・コンスタブル
デヴィッド・フリーゲル
ティム・カークビー
出演者 ダコタ・ジョンソン
コズモ・ジャーヴィス
ニキ・アムカ=バード
リチャード・E・グラント
音楽 スチュアート・アール
撮影 ジョー・アンダーソン
編集 パーニ・スコット
製作会社 マッド・チャンス
フォース&トゥエンティ・エイト・フィルムズ
メディア・ライツ・キャピタル
ビズ・ピクチャーズ
配給 世界の旗 Netflix
公開 世界の旗 2022年7月15日(配信)
上映時間 109分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ストーリー

アン・エリオットはフレデリックという男性と恋に落ち、結婚を真剣に考えるまでに至った。ところが、周囲の人間から「金も地位もない男と結婚してどうするのか」と猛反対されてしまい、アンはフレデリックとの結婚を諦めるしかなかった。

それから8年後、アンはその一件をなおも引きずっており、新しい恋に踏み出す意欲も湧かないという有様であった。そんなある日、アンは大佐にまで昇りつめたフレデリックと再会するが、2人の間に生じていた溝は埋めがたく、おいそれと復縁できるような状態ではなかった。しかも、そんなアンの目の前に別の裕福な男性(ウィリアム)が現れ、熱心に求婚してきたことが事態を一層複雑にするのだった。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

  • アン・エリオット:ダコタ・ジョンソン松井茜
  • フレデリック・ウェントワース大佐:コスモ・ジャーヴィス田村真
  • ラッセル夫人:ニキ・アムカ=バード寺依沙織
  • ウォルター・エリオット卿:リチャード・E・グラント立川三貴
  • エリザベス・エリオット:ヨランダ・ケトル松谷彼哉
  • メアリー・エリオット:ミア・マッケンナ=ブルース村中知
  • ミスター・ウィリアム・エリオット:ヘンリー・ゴールディング小松史法
  • チャールズ・マスグローヴ:ベン・ベイリー
  • ルイーザ・マスグローヴ:ニア・トウル藤原夏海
  • ダルリンプル子爵未亡人:ジャネット・ハンフリー沢田敏子
  • ヘンリエッタ・マスグローヴ:イズカ・ホイル
  • ハーヴィル:エドワード・ブルーメル
  • ベンウィック:アフォラビ・アリー
  • ミセス・ハーヴィル:ジェニー・レインズフォード
  • ミセス・ペネロープ・クレイ:リディア・ローズ・ビューリー

製作・音楽・マーケティング

2021年4月21日、ダコタ・ジョンソンが本作に出演することになったと報じられた[2]。5月、ヘンリー・ゴールディング、コズモ・ジャーヴィス、リチャード・E・グラント、スキ・ウォーターハウスニキ・アムカ=バード、ベン・ベイリー、イズカ・ホイル、ミア・マッケンナ=ブルース、ニア・トウルらの起用が発表された(ウォーターハウスは最終的に出演しなかった)[3][4]。6月、エドワード・ブルーメル、リディア・ローズ・ビューリー、ヨランダ・ケトルがキャスト入りした[5]

2022年5月30日、スチュアート・アールが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[6]。6月14日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]。7月15日、本作のサウンドトラックが発売された[8]。その中には、バーディーが書き下ろした楽曲『Quietly Yours』も収録されている[9]

評価

本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには127件のレビューがあり、批評家支持率は31%、平均点は10点満点で5点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ダコタ・ジョンソンが全力を出したにも拘らず、『説得』は時代錯誤かつカオスな作品に仕上がってしまった。ジェーン・オースティンの小説を見事に映像化した作品とは言えない。」となっている[10]。また、Metacriticには37件のレビューがあり、加重平均値は42/100となっている[11]

出典

外部リンク

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