表参道駅(おもてさんどうえき)は、東京都港区北青山三丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。

概要 表参道駅, 所在地 ...
表参道駅[* 1]
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B4番出入口(2019年5月)
おもてさんどう
Omote-sando
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所在地 東京都港区北青山三丁目6-12
北緯35度39分55秒 東経139度42分45秒
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 サン
駅構造 地下駅
ホーム 2面4線(銀座線・半蔵門線)
1面2線(千代田線)
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]168,791人/日
-2023年-
開業年月日 1938年11月18日 (85年前) (1938-11-18)
乗入路線 3 路線
所属路線 銀座線
駅番号 G02
キロ程 13.0 km(浅草起点)
G 01 渋谷 (1.2[* 2] km)
(0.7 km) 外苑前 G 03
所属路線 千代田線
駅番号 C04
キロ程 20.9 km(北綾瀬起点)
C 03 明治神宮前 (0.9 km)
(1.4 km) 乃木坂 C 05
所属路線 半蔵門線
駅番号 Z02
キロ程 1.3 km(渋谷起点)
Z 01 渋谷 (1.3 km)
(1.4 km) 青山一丁目 Z 03
備考 駅務管区所在駅
  1. 改称経歴
    - 1939年(昭和14年)青山六丁目駅→神宮前駅
    - 1972年(昭和47年)神宮前駅→表参道駅
  2. 運賃計算上は半蔵門線に合わせ1.3 km。
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港区最西端の駅。駅名の由来となっている明治神宮表参道東京都道413号赤坂杉並線)と青山通り国道246号)の交差点の地下に位置する。

乗り入れ路線

銀座線千代田線半蔵門線の3路線が乗り入れ、各路線ごとに駅番号が与えられている。銀座線と半蔵門線は同じホームにある。

  • 東京メトロ
    • G 銀座線 - 駅番号はG 02
    • C 千代田線 - 駅番号はC 04
    • Z 半蔵門線 - 駅番号はZ 02

歴史

駅構造

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地下2階の千代田線コンコース(2018年)

当駅は駅務管区所在駅である。表参道駅務管区として、表参道地域、永田町地域、明治神宮前地域を管理する。また表参道地域として、外苑前駅を管理する[10]

銀座線・半蔵門線

銀座線と半蔵門線は地下1階に島式ホーム2面4線を方向別配線で共有している。内側2線が銀座線で、外側2線が半蔵門線である。それぞれの渋谷方面および青山一丁目方面の列車は同一ホームで乗り換えが可能である。一部コンコースは改札階の上層の地下1階にあるが、中央の改札階は地下2階にあり、地上に出るために階下に降りる必要がある。銀座線ホームの深さは8.4 m、半蔵門線ホームの深さは8.5 mで、半蔵門線ホームは全駅で最も浅い位置にある[11]。なお、東京地下鉄における「駅の深さ」とは、駅中心部における地表からレール面までの深さを表す[11]

4番線壁面の駅名標は、かつては次駅表示が半蔵門線と銀座線の両方の駅名(青山一丁目/外苑前)が路線名とともに併記されていたが、銀座線の表記はシールで隠されていた。

コンコース

地下2階には改札口や商業施設を備えたコンコースがある。また、その上階の地下1階もコンコースとなっている。なお、千代田線代々木上原寄りの改札は地下1階にあり、地下2階を経ることなく地下3階から直結している。それ以外の改札口は地下2階にある。

駅ナカ商業施設「エチカ表参道」のテナントが改札内外に展開されている。そのため、土曜・休日には買い物客などで大変混雑する。また、Tokyo Metro To Me Card専用のポイントチャージ機が、東京地下鉄の定期券売り場以外では唯一、当駅に設置されている。

地下2階(銀座線・半蔵門線ホーム真下)の円柱には、話題性のある広告が貼付される場合があり、ひとつの特徴でもある[注 2]

トイレは地下1階に2箇所あり、中央側の改札外、千代田線代々木上原寄りの改札内にある。

千代田線

千代田線ホームは地下3階に位置しており、島式ホーム1面2線を有する。乃木坂寄りには両渡り線が設置されており、緊急時に折り返しが可能である[12]。駅ホームの深さは18.8 m[11]

当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)は大型の方面表示板の多くを昭和時代末期に小型のものに交換したが、当駅の千代田線ホームには平成時代に入ってもこれが残されており、加えて「こんどの電車は○○を出ました」と表記される接近ランプや宙吊り式の時刻表も残されていた。これらは改装工事の際に撤去され、他駅と同様のスタイルになった。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...
番線路線行先[13]
千代田線ホーム(地下3階)
1 C 千代田線 代々木上原伊勢原方面
2 北綾瀬我孫子取手方面
銀座線・半蔵門線ホーム(地下1階)
3 Z 半蔵門線 渋谷長津田中央林間方面
4 G 銀座線 渋谷ゆき
5 浅草方面
6 Z 半蔵門線 押上〈スカイツリー前〉久喜南栗橋方面
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(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[14][15][16]

さらに見る 番線, 路線 ...
番線 路線 曲名 作曲者
1 千代田線 ハイヒールパレード 大和優子
2 三つの願い 塩塚博
3 半蔵門線 薫風 福嶋尚哉
4 銀座線 永遠に続く道 塩塚博
5 早瀬 福嶋尚哉
6 半蔵門線 エントランス
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エスカレーター・エレベーター

  • エスカレーターは次の場所に設置されている。
    • 改札内:ホーム - コンコース間
    • 改札外:地下2階コンコース - 地下1階コンコース(A4・A5出口方面/A3出口方面/B4出口方面)間、B3・B4・B5出入口
  • エレベーターは次の場所に設置されている。
    • 改札内:ホーム - コンコース間
    • 改札外:B3出入口

利用状況

  • 東京メトロ - 2023年度の1日平均乗降人員168,791人である[メトロ 1]
    東京メトロ全130駅の中では渋谷駅に次ぐ第11位。この値は東京メトロ線同士の乗換人員を含まない。
    • 東京メトロ線同士の乗換人員を含んだ、2019年度の路線別1日平均乗降人員は以下の通りである[乗降データ 1]
      • 銀座線 - 204,870人 - 同線内では新橋駅、日本橋駅、渋谷駅に次ぐ第4位。
      • 千代田線 - 196,946人 - 同線内では綾瀬駅、北千住駅、代々木上原駅、大手町駅に次ぐ第5位。
      • 半蔵門線 - 193,981人 - 同線内では渋谷駅に次ぐ第2位。

年度別1日平均乗降人員

近年の1日平均乗降人員は下表の通り。

さらに見る 年度, 営団 / 東京メトロ ...
年度別1日平均乗降人員[乗降データ 1]
年度 営団 / 東京メトロ
1日平均
乗降人員
増加率
1992年(平成04年) 109,187
1993年(平成05年) 105,437 3.4%
1994年(平成06年) 110,124 4.4%
1995年(平成07年) 111,978 1.7%
1996年(平成08年) 113,119 1.0%
1997年(平成09年) 114,151 0.9%
1998年(平成10年) 114,601 0.4%
1999年(平成11年) 118,615 3.5%
2000年(平成12年) 122,369 3.2%
2001年(平成13年) 125,280 2.4%
2002年(平成14年) 126,496 1.0%
2003年(平成15年) 129,292 2.2%
2004年(平成16年) 129,824 0.4%
2005年(平成17年) 134,651 3.7%
2006年(平成18年) 144,877 7.6%
2007年(平成19年) 151,667 4.7%
2008年(平成20年) 151,601 0.0%
2009年(平成21年) 148,428 2.1%
2010年(平成22年) 146,476 1.3%
2011年(平成23年) 143,772 1.8%
2012年(平成24年) 150,569 4.7%
2013年(平成25年) 163,137 8.3%
2014年(平成26年) 168,713 3.4%
2015年(平成27年) 174,394 3.4%
2016年(平成28年) 177,078 1.5%
2017年(平成29年) 182,125 2.9%
2018年(平成30年) 186,923 2.6%
2019年(令和元年) 183,989 1.6%
2020年(令和02年) [メトロ 2]113,687 38.2%
2021年(令和03年) [メトロ 3]133,378 17.3%
2022年(令和04年) [メトロ 4]154,173 15.6%
2023年(令和05年) [メトロ 1]168,791 9.5%
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年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)

近年の1日平均乗車人員は下表の通り。

さらに見る 年度, 銀座線 ...
年度別1日平均乗車人員
年度銀座線千代田線半蔵門線出典
1956年(昭和31年) 3,522 未開業 未開業 [東京都統計 1]
1957年(昭和32年) 3,751 [東京都統計 2]
1958年(昭和33年) 3,955 [東京都統計 3]
1959年(昭和34年) 6,348 [東京都統計 4]
1960年(昭和35年) 6,816 [東京都統計 5]
1961年(昭和36年) 7,032 [東京都統計 6]
1962年(昭和37年) 5,703 [東京都統計 7]
1963年(昭和38年) 7,142 [東京都統計 8]
1964年(昭和39年) 8,140 [東京都統計 9]
1965年(昭和40年) 10,192 [東京都統計 10]
1966年(昭和41年) 9,557 [東京都統計 11]
1967年(昭和42年) 10,445 [東京都統計 12]
1968年(昭和43年) 11,967 [東京都統計 13]
1969年(昭和44年) 13,019 [東京都統計 14]
1970年(昭和45年) 15,205 [東京都統計 15]
1971年(昭和46年) 18,128 [東京都統計 16]
1972年(昭和47年) 18,246 [備考 1]7,987 [東京都統計 17]
1973年(昭和48年) 19,660 9,225 [東京都統計 18]
1974年(昭和49年) 15,704 6,715 [東京都統計 19]
1975年(昭和50年) 15,221 8,096 [東京都統計 20]
1976年(昭和51年) 15,370 8,307 [東京都統計 21]
1977年(昭和52年) 14,945 8,386 [東京都統計 22]
1978年(昭和53年) 14,362 10,545 [備考 2]1,856 [東京都統計 23]
1979年(昭和54年) 15,205 11,404 3,101 [東京都統計 24]
1980年(昭和55年) 16,926 12,378 3,737 [東京都統計 25]
1981年(昭和56年) 18,236 13,395 4,342 [東京都統計 26]
1982年(昭和57年) 19,170 13,863 4,855 [東京都統計 27]
1983年(昭和58年) 20,052 14,779 5,730 [東京都統計 28]
1984年(昭和59年) 21,386 15,608 6,707 [東京都統計 29]
1985年(昭和60年) 21,866 16,644 7,310 [東京都統計 30]
1986年(昭和61年) 22,814 17,074 8,044 [東京都統計 31]
1987年(昭和62年) 22,847 17,650 8,331 [東京都統計 32]
1988年(昭和63年) 23,060 18,005 9,060 [東京都統計 33]
1989年(平成元年) 22,781 17,542 11,304 [東京都統計 34]
1990年(平成02年) 22,745 18,016 13,129 [東京都統計 35]
1991年(平成03年) 22,385 18,172 13,612 [東京都統計 36]
1992年(平成04年) 21,712 17,874 13,444 [東京都統計 37]
1993年(平成05年) 21,496 17,885 13,370 [東京都統計 38]
1994年(平成06年) 22,447 17,800 14,200 [東京都統計 39]
1995年(平成07年) 22,943 17,150 14,683 [東京都統計 40]
1996年(平成08年) 23,589 17,367 14,830 [東京都統計 41]
1997年(平成09年) 23,942 17,225 14,882 [東京都統計 42]
1998年(平成10年) 24,129 17,227 15,167 [東京都統計 43]
1999年(平成11年) 24,544 17,533 15,546 [東京都統計 44]
2000年(平成12年) 25,288 17,430 16,104 [東京都統計 45]
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年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

さらに見る 年度, 銀座線 ...
年度別1日平均乗車人員[乗降データ 2]
年度銀座線千代田線半蔵門線出典
2001年(平成13年) 25,759 16,707 16,625 [東京都統計 46]
2002年(平成14年) 25,655 17,129 16,841 [東京都統計 47]
2003年(平成15年) 25,730 16,757 18,404 [東京都統計 48]
2004年(平成16年) 25,644 17,247 18,838 [東京都統計 49]
2005年(平成17年) 27,266 18,208 19,866 [東京都統計 50]
2006年(平成18年) 29,356 19,671 21,592 [東京都統計 51]
2007年(平成19年) 30,464 20,918 22,087 [東京都統計 52]
2008年(平成20年) 28,118 23,025 21,951 [東京都統計 53]
2009年(平成21年) 26,956 23,195 21,759 [東京都統計 54]
2010年(平成22年) 26,446 22,619 21,898 [東京都統計 55]
2011年(平成23年) 26,033 22,257 21,489 [東京都統計 56]
2012年(平成24年) 27,419 22,951 22,660 [東京都統計 57]
2013年(平成25年) 27,684 25,506 25,747 [東京都統計 58]
2014年(平成26年) 29,095 25,923 26,569 [東京都統計 59]
2015年(平成27年) 29,902 27,019 27,374 [東京都統計 60]
2016年(平成28年) 30,268 27,871 27,493 [東京都統計 61]
2017年(平成29年) 31,153 29,022 28,019 [東京都統計 62]
2018年(平成30年) 31,660 30,184 28,759 [東京都統計 63]
2019年(令和元年) 30,954 29,926 28,205 [東京都統計 64]
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備考
  1. 1972年10月30日開業。開業日から1973年3月31日までの計153日間を集計したデータ。
  2. 1978年8月1日開業。開業日から1979年3月31日までの計243日間を集計したデータ。

駅周辺

バス路線

表参道駅

その他

神宮前駅

現在の銀座線の駅が、1938年(昭和13年)に「青山六丁目駅」の名で開業した当時は、現在の位置よりも180mほど渋谷寄りにあった[19]。駅名も翌1939年に明治神宮に近いことから改称され、「神宮前駅」となった[19]

1972年(昭和47年)の千代田線開業時に明治神宮前駅が設置されたことで、混同を避けるため神宮前駅を「表参道駅」に改称し、同時に同線との乗り換え駅となったが、一度地上を経由する改札外連絡で不便な乗り換え形態であった[19]。これらを解消するため、半蔵門線の開業に合わせて同線と銀座線の新ホームを建設し、旧ホームの新橋寄りの現在の位置に銀座線のホームを移動させ、さらに旧ホームと直結していたB1・B2出入口と新駅のコンコースとの間に連絡通路を設けて現在の形になった。表参道(青山六丁目→神宮前)駅の旧ホームは銀座線線路のすぐ渋谷寄りに現存し、連続して建設されているが、立入禁止となっており、資材置き場として使用している[20]

2012年(平成24年)8月6日から同年8月12日まで、映画『プロメテウス』の宣伝のため、この銀座線旧ホームを使用して、映画に関係するオブジェなどを配置した「『プロメテウス』ミステリー・ステーション」と題されたタイアップキャンペーンが実施された[21]。この映画は同年5月にフランスで公開された際にも、パリメトロ8号線ストラスブール=サン=ドニ駅レピュブリック駅間にあるサン=マルタン駅跡を使って同様のキャンペーンを実施しており、配給元の20世紀フォックスが日本でも実施するために使われなくなった駅を探して実現させたものである[21]

隣の駅

東京地下鉄(東京メトロ)
G 銀座線
渋谷駅 (G 01) - 表参道駅 (G 02) - 外苑前駅 (G 03)
C 千代田線
ロマンスカー以外の列車種別(千代田線内は各駅に停車)
明治神宮前〈原宿〉駅 (C 03) - 表参道駅 (C 04) - 乃木坂駅 (C 05)
Z 半蔵門線
渋谷駅 (Z 01) - 表参道駅 (Z 02) - 青山一丁目駅 (Z 03)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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