潟上市
秋田県の市 ウィキペディアから
秋田県の市 ウィキペディアから
潟上市(かたがみし)は、秋田市の北西、男鹿市の南東に位置する市である。
面積は秋田県内の市の中で最も狭いが、県全体の人口が減少を続ける中、国勢調査結果では2000年代前半まで住民基本台帳人口が増加傾向にある秋田県内では数少ない自治体であった。なお、住民基本台帳人口は2005年度以降緩やかな減少傾向にある。
旧飯田川町エリアは住宅と田の占める割合が大きい。近年、飯塚地区の国道7号・国道285号沿いに郊外型の商業施設の出店が相次いでいる。旧昭和町エリアは、人口減少に歯止めがかからないものの、JR大久保駅付近が開発されており、住宅・医療関係が整備されつつある。郊外型の大型店が増える中、商店街がそのまま残っているのも特色である。
潟上の地名は、『日本三代実録』および『和名類聚抄』(書中では方上)ならびに八郎潟の上方(潟の上)に位置することに由来する。
合併当初は暫定的に分庁舎方式(住所上は市長室が設置された天王庁舎を本庁舎扱いとした)を採用し、合併から10年後の2015年(平成27年)5月、天王地区に新たな本庁舎が建設された[2][3]。新庁舎での業務開始に合わせて、従来の飯田川庁舎、昭和庁舎はそれぞれ出張所へと移行されている[2]。また、天王庁舎配下にあった追分出張所は、本庁直轄の出張所となり、飯田川・昭和庁舎と同列になった。そして、旧天王庁舎近隣に新たに天王出張所を開設した。
合併前の3町における生活圏は、旧天王町は男鹿市・秋田市寄り、旧飯田川町・昭和町は五城目町・八郎潟町・井川町などのいわゆる湖東地区寄りであり、各自治体で構成される広域組合やJAなどの設置もほぼこれに沿っていた。2010年3月に策定した本庁舎建築基本計画によると、天王地区に新築し(ただし、飯田川・昭和地区からの便が利く位置としている)、遅くとも2013年4月に稼動するよう、合併特例債が利用可能な期間のうちに建設に着手する方針としていた。この時点では建設予定地は、市有地・民有地のいずれの可能性も排除しないものの確定していないとしていた。
旧来の天王庁舎は築40年超と老朽化しており、また耐震基準も満たさないため、本庁舎稼動後は併設する第二庁舎とともに取り壊しの上、駐車場用地とともに売却され、後に跡地には高齢者施設が建設された。
築30年弱となる飯田川庁舎は、売却ないしは公共の貸しスペースとして利用する意向である。
昭和庁舎は、最後の町長であった千田鐵太郎時代の建築であり、建物としては新しく他庁舎と比べて規模はかなり大きいものの、新庁舎とするにはやや手狭であることから、公共の貸しスペースなどで活用する方向としていた。2018年までの建設工事で、2階部分には昭和地区の幼稚園や保育所を集約した公立の認定こども園である潟上市立昭和こども園が設置された。1階部分は、引き続き昭和出張所の窓口として継続される方針である。
本庁舎稼動後は、飯田川・昭和地区へ(仮称)総合窓口センターを設置することで、利便性を確保する方向で検討されていたが、上述のように、本庁舎の出先機関である出張所とされた。
議員名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|
瓜生望 | 自由民主党 | 元潟上市議会議員 |
潟上市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 潟上市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 潟上市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
潟上市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
中心となる駅:二田駅
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.