Loading AI tools
奈良県庁所在地 ウィキペディアから
奈良市(ならし)は、奈良県の北部に位置する市。奈良県の県庁所在地及び人口が最多の市であり、中核市に指定されている。
ならし 奈良市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 奈良県 | ||||
市町村コード | 29201-0 | ||||
法人番号 | 4000020292010 | ||||
面積 |
276.94km2 | ||||
総人口 |
347,698人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 1,255人/km2 | ||||
隣接自治体 |
生駒市、大和郡山市、天理市、桜井市、宇陀市、山辺郡山添村 京都府:木津川市、相楽郡笠置町、精華町、南山城村 三重県伊賀市 | ||||
市の木 | イチイガシ | ||||
市の花 | ナラノヤエザクラ | ||||
市の鳥 | ウグイス | ||||
奈良市役所 | |||||
市長 | 仲川元庸 | ||||
所在地 |
〒630-8580 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
奈良市は、奈良県北部の奈良盆地北端にある。市街地の標高は約60mである[5]。市東部は大和高原の一部をなし、標高300mから600m級の高地が続く。市街の北は古代に平城山(ならやま)と呼ばれた丘陵地帯で京都府と接している。平城山を越えて山城と通じる奈良坂は古くからの重要交通路の一つ。
市域は東西に広く、(1) 東部の山間地、(2) 文化財を多数抱え国際観光文化都市としての顔を持つ中東部の中心市街地、(3) 大阪の衛星都市・ベッドタウンとしての性格を持ち住宅地として開発が行われてきた西部と、複数の顔を持ち、同じ市内でありながら地域の雰囲気、住民の指向は違いを見せる。
古くは、今の奈良市域を添(そほり)と称した。
市街地が広がる一帯は平坦な地形で、この均(なら)したような地形が「奈良」の都市名の由来となったのではないかとする説が有力である。
現在の漢字表記は「奈良」だが、古文書などの中では「那羅」「寧楽」「平城」とも表記されている。
瀬戸内海式気候と内陸性気候を併せ持つ。 市街は盆地に位置するため、夏と冬、そして1日の気温差が大きい。 同じく盆地に位置する京都よりも冬季の気温は低い。
奈良市(奈良地方気象台)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.9 (66) |
23.9 (75) |
26.4 (79.5) |
30.5 (86.9) |
33.6 (92.5) |
36.5 (97.7) |
38.1 (100.6) |
39.3 (102.7) |
36.9 (98.4) |
32.0 (89.6) |
27.5 (81.5) |
24.9 (76.8) |
39.3 (102.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.0 (48.2) |
10.0 (50) |
14.0 (57.2) |
20.0 (68) |
24.7 (76.5) |
27.4 (81.3) |
31.3 (88.3) |
33.0 (91.4) |
28.5 (83.3) |
22.6 (72.7) |
16.8 (62.2) |
11.4 (52.5) |
20.7 (69.3) |
日平均気温 °C (°F) | 4.2 (39.6) |
4.7 (40.5) |
8.0 (46.4) |
13.5 (56.3) |
18.5 (65.3) |
22.2 (72) |
26.2 (79.2) |
27.3 (81.1) |
23.2 (73.8) |
17.2 (63) |
11.4 (52.5) |
6.4 (43.5) |
15.2 (59.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.1 (32.2) |
0.1 (32.2) |
2.7 (36.9) |
7.7 (45.9) |
13.0 (55.4) |
17.9 (64.2) |
22.2 (72) |
23.0 (73.4) |
19.1 (66.4) |
12.8 (55) |
6.8 (44.2) |
2.2 (36) |
10.6 (51.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −7.0 (19.4) |
−7.8 (18) |
−5.0 (23) |
−2.4 (27.7) |
1.4 (34.5) |
7.3 (45.1) |
12.2 (54) |
12.8 (55) |
7.7 (45.9) |
2.3 (36.1) |
−2.6 (27.3) |
−6.6 (20.1) |
−7.8 (18) |
降水量 mm (inch) | 52.4 (2.063) |
63.1 (2.484) |
105.1 (4.138) |
98.9 (3.894) |
138.5 (5.453) |
184.1 (7.248) |
173.5 (6.831) |
127.9 (5.035) |
159.0 (6.26) |
134.7 (5.303) |
71.2 (2.803) |
56.8 (2.236) |
1,365.1 (53.744) |
降雪量 cm (inch) | 1 (0.4) |
3 (1.2) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
5 (2) |
平均降水日数 (≥0.5mm) | 7.6 | 8.2 | 11.2 | 10.6 | 10.8 | 13.0 | 12.2 | 9.0 | 11.4 | 10.1 | 8.1 | 7.9 | 120.1 |
平均降雪日数 (≥0cm) | 11.5 | 11.8 | 4.7 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 5.5 | 33.9 |
% 湿度 | 70 | 69 | 67 | 65 | 68 | 75 | 76 | 73 | 76 | 77 | 76 | 73 | 72 |
平均月間日照時間 | 115.2 | 116.8 | 156.4 | 179.0 | 189.5 | 136.6 | 158.8 | 204.4 | 152.8 | 152.1 | 135.1 | 124.4 | 1,821.1 |
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、気温極値:1953年 - 現在)[6][7] |
針(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 16.1 (61) |
18.3 (64.9) |
24.3 (75.7) |
27.4 (81.3) |
30.8 (87.4) |
34.2 (93.6) |
35.7 (96.3) |
36.0 (96.8) |
33.8 (92.8) |
29.4 (84.9) |
24.4 (75.9) |
22.2 (72) |
36.0 (96.8) |
平均最高気温 °C (°F) | 5.4 (41.7) |
6.4 (43.5) |
10.7 (51.3) |
16.7 (62.1) |
21.7 (71.1) |
24.5 (76.1) |
28.4 (83.1) |
29.9 (85.8) |
25.6 (78.1) |
19.7 (67.5) |
14.0 (57.2) |
8.2 (46.8) |
17.6 (63.7) |
日平均気温 °C (°F) | 1.3 (34.3) |
1.7 (35.1) |
5.1 (41.2) |
10.6 (51.1) |
15.7 (60.3) |
19.5 (67.1) |
23.5 (74.3) |
24.3 (75.7) |
20.4 (68.7) |
14.4 (57.9) |
8.6 (47.5) |
3.5 (38.3) |
12.4 (54.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −2.6 (27.3) |
−2.7 (27.1) |
−0.3 (31.5) |
4.4 (39.9) |
10.0 (50) |
15.3 (59.5) |
19.7 (67.5) |
20.1 (68.2) |
16.2 (61.2) |
9.7 (49.5) |
3.5 (38.3) |
−0.8 (30.6) |
7.7 (45.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −11.8 (10.8) |
−12.2 (10) |
−7.9 (17.8) |
−5.8 (21.6) |
−0.8 (30.6) |
3.7 (38.7) |
10.6 (51.1) |
10.6 (51.1) |
4.0 (39.2) |
−2.0 (28.4) |
−5.9 (21.4) |
−8.9 (16) |
−12.2 (10) |
降水量 mm (inch) | 61.8 (2.433) |
67.2 (2.646) |
116.0 (4.567) |
110.6 (4.354) |
149.6 (5.89) |
208.6 (8.213) |
209.7 (8.256) |
143.1 (5.634) |
189.5 (7.461) |
163.9 (6.453) |
85.8 (3.378) |
62.9 (2.476) |
1,566.3 (61.665) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 8.4 | 8.7 | 11.5 | 10.5 | 10.9 | 13.2 | 12.5 | 9.5 | 11.3 | 10.4 | 8.5 | 8.3 | 123.7 |
平均月間日照時間 | 103.9 | 111.3 | 149.0 | 178.6 | 192.1 | 139.6 | 165.4 | 197.1 | 141.2 | 147.3 | 137.4 | 121.0 | 1,783.2 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[8] |
※市制施行以前の市域の歴史については、奈良も参照
奈良市街地の西にはウワナベ古墳など5世紀の巨大古墳が築かれ、佐紀盾列古墳群を形成している。『和名抄』に見える大和国添上郡山村郷、楊生郷、八島郷、大岡郷、春日郷及び添下郡佐紀郷、鳥貝郷の地であった。
現在の市域周辺が日本史の舞台に登場するのは、710年に都が藤原京から平城京に遷ってからのことである。その後、何度か短期間の遷都があったものの長岡京に遷る784年まで、この地が日本の中心となっていた。長岡京への遷都後も、東大寺や薬師寺、興福寺などの仏教寺院勢力がこの地域に残り、南都と呼ばれた。
中世になってからも、興福寺が大和守護職に任じられるなど広大な荘園を有する仏教寺院勢力は依然として影響力を保持していた。むしろ大寺院の勢力は戦乱の時代においてこそ影響力が大きく、そのために何度か戦火に見舞われた。2度の大仏焼失事件(南都焼討と東大寺大仏殿の戦い)などはその象徴的な出来事といえる。 しかし、室町時代から戦国時代にかけて、他国および近在の所領も含めて在地の大和武士団が実効的な支配を行うようになったために大寺院の勢力は衰えた。
江戸時代には江戸幕府の奈良奉行が設置されて天領として徳川家の直接支配地になった。江戸時代の寺町の雰囲気を残すのが奈良町(ならまち)である。また、現在の市域の南部は伊勢国の津藩の飛び地(古市町付近が藤堂家の領地)であった。同じく奈良市域の北東部は柳生藩の領地となっていた。
太平洋戦争中は同じ宗教都市である京都市と共に大規模な空襲は受けなかったため、21世紀の令和現在も多くの文化遺産が残されている。
明治 22年 | 明治 29年 | 明治 31年 | 大正 12年 | 昭和 2年 | 昭和 15年 | 昭和 25年 | 昭和 26年 | 昭和 28年 | 昭和 30年 | 昭和 32年 | 昭和 43年 | 平成 3年 | 平成 17年 | 現在 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
奈良県 | ||||||||||||||
添上郡 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | ||||||
奈良町 | ||||||||||||||
佐保村 | ||||||||||||||
添下郡 | 生駒郡 | |||||||||||||
都跡村 | ||||||||||||||
添上郡 | ||||||||||||||
大安寺村 | ||||||||||||||
東市村 | ||||||||||||||
添下郡 | 生駒郡 | |||||||||||||
伏見村 | 伏見町 | |||||||||||||
富雄村 | 富雄町 | |||||||||||||
添上郡 | ||||||||||||||
帯解村 | 帯解町 | |||||||||||||
明治村 | ||||||||||||||
五ヶ谷村 | ||||||||||||||
辰市村 | ||||||||||||||
平和村 | ||||||||||||||
田原村 | ||||||||||||||
大柳生村 | ||||||||||||||
柳生村 | ||||||||||||||
東里村 | ||||||||||||||
狭川村 | ||||||||||||||
月瀬村 | 月ヶ瀬村 | |||||||||||||
山辺郡 | ||||||||||||||
針ヶ別所村 | 都祁村* | 都祁村* | ||||||||||||
都介野村 |
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 安元彦助 | 1898年(明治31年)2月1日 | 1898年(明治31年)4月22日 | |
2 | 桐島祥陽 | 1898年(明治31年)4月23日 | 1898年(明治31年)7月18日 | |
3 | 大森吉兵衛 | 1898年(明治31年)9月2日 | 1902年(明治35年)1月13日 | |
4 | 李田登太 | 1902年(明治35年)4月9日 | 1905年(明治38年)3月16日 | |
5 | 松井元淳 | 1905年(明治38年)4月29日 | 1908年(明治41年)2月20日 | |
6 | 木本源吉 | 1908年(明治41年)4月2日 | 1911年(明治44年)10月13日 | |
7 | 西庄久和 | 1911年(明治44年)11月22日 | 1919年(大正8年)5月26日 | |
8 | 佐川福太郎 | 1919年(大正8年)7月22日 | 1925年(大正14年)3月10日 | |
9 | 大国弘吉 | 1925年(大正14年)8月12日 | 1929年(昭和4年)8月11日 | |
10 | 森田宇三郎 | 1929年(昭和4年)8月29日 | 1933年(昭和8年)8月28日 | |
11 | 石原善三郎 | 1933年(昭和8年)9月25日 | 1937年(昭和12年)9月24日 | |
12 | 松井貞太郎 | 1937年(昭和12年)10月8日 | 1939年(昭和14年)10月9日 | |
13 | 瀧清麻吉 | 1939年(昭和14年)10月14日 | 1945年(昭和20年)12月10日 | 助役経験者 |
14 | 石川清蔵 | 1946年(昭和21年)6月24日 | 1946年(昭和21年)11月16日 | 助役経験者 |
15 | 片岡安太郎 | 1947年(昭和22年)4月6日 | 1951年(昭和26年)4月5日 | 助役経験者 |
16 | 高椋正次 | 1951年(昭和26年)4月24日 | 1967年(昭和42年)4月30日 | |
17 | 鍵田忠三郎 | 1967年(昭和42年)5月1日 | 1980年(昭和55年)9月6日 | |
18 | 木山弘 | 1980年(昭和55年)9月28日 | 1984年(昭和59年)9月27日 | 収入役・助役経験者。三重県出身。 |
19 | 西田栄三 | 1984年(昭和59年)9月28日 | 1992年(平成4年)9月27日 | 助役経験者 |
20 | 大川靖則 | 1992年(平成4年)9月28日 | 2004年(平成16年)9月27日 | 収入役・助役経験者 |
21 | 鍵田忠兵衛 | 2004年(平成16年)9月28日 | 2005年(平成17年)7月13日 | |
22 | 藤原昭 | 2005年(平成17年)7月31日 | 2009年(平成21年)7月30日 | |
23 | 仲川元庸 | 2009年(平成21年)7月31日 | 現職 |
1889年(明治22年) 町村制施行により奈良町が発足、役場が東寺林町の柳生藩邸跡に置かれた[12]。市制施行以降も1977年(昭和52年)まで同地に庁舎があった。同年2月11日に二条大路南1丁目の現庁舎へ移転した[13]。奈良市では市役所を「奈良市庁」と称する。
奈良市は県庁所在地であるため国の機関や各種金融機関、大企業の支店が集積し、多くは近鉄奈良駅や新大宮駅の周辺に集中している。奈良市に本社を置く企業には南都銀行や、県内でバス事業を展開する奈良交通がある。また、奈良県一円に鉄道網や百貨店、不動産などの関連事業を展開する近畿日本鉄道(近鉄)及び近鉄グループも奈良市の経済に大きな影響力を持ち、グループ企業である奈良交通とともに観光産業と密接な関係を持っている。
年間観光客数は約1400万人に及ぶが、近年の奈良観光は修学旅行を含め京都市や大阪市の宿泊先から日帰りで行われることが多く、宿泊施設は部屋数・稼働率とも全国的にみて低い。
大規模商業施設はならファミリー(近鉄百貨店)、パラディ、ミ・ナーラがあり、高の原駅前、学研奈良登美ヶ丘駅前ではイオンモールが営業している。また、大和郡山市には、奈良市との市境に接する形で営業しているショッピングモールが存在する。市内の商店街に東向商店街、もちいどのセンター街、小西さくら通り商店街などがある。飲食店などは近鉄奈良駅・JR奈良駅周辺、三条通り、新大宮駅周辺に多く、学園前や押熊の幹線道路沿いにも各種店舗が立地している。
筆・墨などの伝統地場産業が存続しているが、経済的な規模は大きくない。市内南部に大和ハウス工業や積水化学工業、スケーター、第一化工などハウスメーカーやプラスチック製品企業の大型工場が稼働している。
郊外住宅地の開発は戦前から行われていたが、1950年以降、学園前駅を中心とした平城宮跡以西の地域において、近鉄グループを中心とした民間企業主導の宅地開発が本格化した。1972年には市北端の 平城山丘陵にて、日本住宅公団 が関西で初期に手掛けた大規模ニュータウンである 平城・相楽ニュータウンへの入居が始まった。その後も市の郊外一円で宅地開発が進み、特に近鉄奈良線や近鉄けいはんな線 、近鉄京都線沿線は大阪市のベッドタウンとなっているため大阪市への通勤・通学者(いわゆる奈良府民)が多い。
2010年に開催された平城遷都1300年祭を機にJR奈良駅周辺連続立体交差事業が行われ、市内の景観は1988年のなら・シルクロード博覧会以降大きく変化した。同時期に平城宮跡第一次大極殿の復原、薬師寺や興福寺における伽藍復元などの文化財整備も行われた。その後も、2020年東京オリンピック、2025年大阪・関西万博、2037年に予定されるリニア中央新幹線全線開業などに伴う観光需要の増加を見込み、市内各地で宿泊施設の整備が進んでいる。
2000年の国勢調査で37万4944人を記録して以降は減少傾向となっている。
奈良市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 奈良市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 奈良市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
奈良市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
以上は集配局 ※奈良市内の郵便番号は以下の通り。
鉄道では、JR西日本が収める地域は少なく、西部の住宅地の通勤需要は専ら近鉄が担っている。市内の道路は交通量に比べて狭い道路が数多く見られ、休日には慢性的に渋滞が発生する。 47都道府県庁所在都市で唯一高速自動車国道がないが、一般有料道路(第二阪奈道路)で大阪都心部に接続する。また、長年ルート策定が難航していた市内を通る京奈和自動車道(一般国道24号バイパス)の工事が2019年に着手された。
上記に加えて、木津駅(京都府木津川市)を終点とする奈良線も同駅へ乗り入れる全列車が関西本線を経由して奈良駅へ乗り入れる。
※通常ダイヤにおいて、特急などの乗車券の他に別料金が必要な優等列車が走っていない。特に奈良県はJRの鉄道路線がある46都道府県で「JRの特急列車(旅客列車/定期列車)が1本も走らない」唯一の都道府県[注釈 2]でもあり、さらに2006年3月18日のダイヤ改正で急行「かすが」が廃止されると同じく46都道府県で「JRの優等列車(同上)が1本も走らない」唯一の都道府県となったが[注釈 3][注釈 4]、2024年3月より平日限定で特急「らくラクやまと」が運転を開始したことにより、18年ぶりにJRの定期特急・急行列車が復活したほか[注釈 5]、民営化後では初のJR定期特急となった。また同じく急行「かすが」の廃止以降は奈良県内のJR線では気動車による旅客列車(定期列車)が1本も走っていない[注釈 6]。
近鉄特急が市内から大阪、京都、橿原、伊勢志摩の各方面を結んでおり、特に東海道新幹線との連絡輸送を担う京都行きの特急は高頻度で運行されている。
愛称名 | 運行会社 | 運行区間 | 昼/夜行 |
---|---|---|---|
シルクライナー | 日本中央バス | 前橋市・高崎市・藤岡市 - JR奈良駅 | 夜行 |
グランドリーム | 西日本JRバス JRバス関東 |
TDL・東京(東京駅八重洲南口・バスタ新宿) - JR奈良駅 | 夜行 |
青春エコドリーム | 東京(東京駅八重洲南口・バスタ新宿) - JR奈良駅 | 夜行 | |
ドリームスリーパー東京・大阪奈良号 | 奈良交通 関東バス |
東京(バスタ新宿) - 大和西大寺駅・JR奈良駅 | 夜行 |
ナイトライナー | 東京富士交通 | 東京(バスタ新宿・BT東京八重洲)・横浜市(YCAT) - JR奈良駅 | 夜行 |
やまと号 | 奈良交通 | 東京(バスタ新宿) - 大和高原都祁 | 夜行 |
(愛称名なし) | 奈良交通 | 名古屋市(名鉄BC) - 大和高原都祁・近鉄奈良駅・JR奈良駅 | 昼行 |
(愛称名なし) | 奈良交通 | 関西国際空港 - 大和西大寺駅・奈良県コンベンションセンター・JR奈良駅 | 昼行 |
(愛称名なし) | 奈良交通 | 大阪国際空港 - 大和西大寺駅・奈良県コンベンションセンター・新大宮駅・近鉄奈良駅・JR奈良駅 | 昼行 |
奈良市内を通過する第二阪奈有料道路、名阪国道、事業中の京奈和自動車道はいずれも高速自動車国道ではなく一般国道自動車専用道路であり、奈良市内には47都道府県庁所在都市で唯一高速自動車国道が存在しない。周辺には西名阪自動車道の郡山ICと天理ICがある。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.