リラの聖イオアン聖堂
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リラの聖イオアン聖堂(ブルガリア語: Параклис Свети Иван Рилски, 英語: St. John of Rila Chapel)は、リヴィングストン島にあるブルガリアのオフリドの聖クリメント基地に建てられた、南極で最初の正教会の建築物であり、世界中で祈りが捧げられる正教会の中でも最南端に位置する建物でもある。3.5メートル四方の建物の礎石は2001年12月9日に長輔祭リュボミル・ブラトエフによって据えられ、完成した聖堂は2003年2月9日に成聖された。
聖堂の鐘は、1993・94年に基地で医師として働いていた前副首相ニコラ・ヴァシリエフにより献納され、屋根の十字架はブルガリア人芸術家ディコ・カプシェフにより献納された。聖堂にはブルガリア人芸術家ゲオルギ・ディモフによるイコン『花婿イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)』、およびブルガリア大統領ゲオルギ・パルヴァノフが2005年1月15日に聖堂を訪れて蝋燭を献灯した際に献納した、リラの聖イオアンのイコンが納められている。