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ゴライアスオオツノハナムグリは、昆虫綱甲虫目コガネムシ科に属する大型のハナムグリ。アフリカ大陸に生息する。Goliathus 属の総称だが、そのなかの Goliathus goliathus のみをも指し、また近縁種に「ゴライアス」の名を持つものが存在する。
オオツノハナムグリ属 | |||||||||||||||||||||
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オオサマゴライアス Goliathus goliathus | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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種 | |||||||||||||||||||||
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旧約聖書のサムエル記に登場する巨人ゴリアテ (Goliath) の英語読みゴライアスから。同じ由来の名前を持つ動物にはチョウの一種ゴライアストリバネアゲハや世界最大のカエルであるゴライアスガエルがいる。
体長は♂65mm - 110mm、♀50mm - 75mm。
大型の個体は体長が10cmを越え、体高・体幅も大きい。大型のカブトムシの少ないアフリカでは最も大きいコガネムシである。また、世界一重い昆虫とされている[要出典]。オスでは頭部に短い角を持ち、角は先が黒くなって2本に分かれる。脚は特に前脚が太く長く、力も強い。基本的に前胸背板には白地に黒色の模様が左右3対あり、後翅は白色に黒の模様がある。これらの模様は種によってわずかずつ異なり、同一種でもオスとメスでは模様が違う。
比較的頻繁に飛翔し、その巨体に似合わぬ速度と機敏さで飛ぶことができる。しかもハナムグリ亜科特有の鞘翅を広げない飛び方をするので、飛び立つ際にもわずかな(瞬間的)時間しか要しない。
前胸背板後縁は鋭いナイフのように発達し、前胸・中胸間の関節に力を入れて隙間を狭めることで、この「ナイフ」と上翅前端の間に物を挟み切断することができる。これは、天敵である各種のサルや鳥類への防衛手段と考えられる。同様の機能はコーカサスオオカブトなどにも見られる。
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